ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

歳の市17字、護国神社の英霊碑、みよしのぎょうざ

ポインセチア置きて一点豪華主義

北国の昼も灯ともす歳の市

獣跡の先に凍土の英霊碑

雪降りて石碑の戦死者名隠す

セクシーな声と言われし風邪の人

寒雀何ゆえ人は群れたがる

長男は煤逃げできぬ農家かな

 

 中島公園で歳の市があるというので、見てきました。手作りの素晴らしい正月飾りだが、買える値段ではなかった。昔は、もっとたくさんのお店があったそうです。羽子板の形の飾り物もあった。

 護国神社も見てきました。英霊碑の場所を社務所で尋ねると、「どちらで亡くなられた方ですか」「、、、沖縄戦です」「この先をずっと行くと彰徳苑があります。ドーム型の下に石碑があります」「英霊碑はたくさんあるのですか」「20以上あります」

 雪のなかに、たくさんの英霊碑があり、亡くなった場所ごとに、石碑が並んでいた。こうした人たちの犠牲のもとにこんにちの日本があると思った。

 雪が積もっていて、人の足跡は無く、動物の足跡だけが石碑に続いていて、寂しい風景だった。

 護国神社の門前には、中国人観光客らしき若者が数人いたが、ここまでお参りする人は少ないのだろう。

 

 滑りそうになりながら、ススキノ方面に向かうと、お腹が空いたので、昔入ったことがある「みよしの」で定食をたべた。どこも混んでいて、ここは空いていたので。おいしかったが、新札や高額紙幣が使えない食券販売機は、たぶん、吉野家松屋あたりの全国チェーンのお店に押されているのかも知れない。