ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

俳句

クロッカス17字、札幌で(北海道で?)いちばん早い桜

純白は崇高な色クロッカス 朧夜や万引き注意と指曲げる 残雪や汚れて生きるそれも良し 札幌市の宮の沢駅6番出口脇の小川のそばに、道内でもっとも早く咲く桜があるということで、建物の通風孔から暖気が出るため、通常より2週間ほど早い桜を見に行きました…

ふきのとう17字、PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE ライブ@サッポロファクトリー、千秋庵の巴里銅鑼

一見さん踵を返す春の夜 ぶらんこや頂白き手稲山 啄木の下宿跡なりふきのとう 本日、サッポロファクトリーにて、PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE というグループのライブがありました。「Love Fire」という曲がなかなか良かった。 今日は暖かく、雪解けもか…

TRIPLANEライブ@モユクサッポロ、甘酒仏17字、新倉屋の花園団子

方言も業務用なりホッキ売り 薬飲み忘れる午後や甘酒仏 化粧品使い慣れぬ娘や入社式 本日、狸小路のモユクサッポロにて、札幌出身のTRIPLANEというバンドのフリーライブがありましたが、早く到着したので、成田山新栄寺に立ち寄り、お参りすると、ちょうどお…

春彼岸17字、中国鍼でスッキリ、インスタコードのアップデート動画

亡父と出る句会の夢や春彼岸 恋ならぬ友だちのまま卒業す 晴れて風冷たし札幌の春は ラジオから春の高校野球かな 雪解けを待つ晴れよりも雨を待つ 先日、敬宮愛子さまが、大学を卒業する様子がテレビに写り、お茶の間に「綺麗になって、美しい」と声が上がる…

天皇誕生日17字、株価高騰と人は言う

改心の鬼も内なり豆を撒く 豆腐にも絹と木綿あり針供養 ライス乗すフォークの背なや漱石忌 道産子にまぶしきサンルームのミモザ 株価高騰テレビが告げてしじみ汁 二月の雪ふわりと天皇誕生日 株価が上がったとテレビで報じていますが、「俺の持っている株は…

梅まつり2日目、「音ごはん」ライブ、俳句入選

今日は赤塚梅まつりの2日目で、振る舞いの甘酒を頂いてから、赤塚のママさんバンド「音ごはん」のライブを聴きました。 ライブの前に、「下村博文先生のご挨拶があります」と案内があり、壇上に、元文部科学省大臣の下村博文先生が上り、挨拶をした。「選挙…

4年ぶり赤塚梅まつり、俳句、甘酒や武者行列

池からの風に梅散る古城かな 春爛漫武者行列が過ぎゆけり 一字ずつ漢字読む子や古ひいな 佳き日なり梅満開のそれだけで 春風に楽譜はためくコンサート 松は緑梅は紅白青空に 4年ぶりに赤塚溜池公園で梅まつりが開催されました。振る舞われた甘酒を飲みなが…

湯たんぽ17字、ギター女子と高級洋菓子店のケーキを

夢の亡父消えて湯たんぽ残りけり バレンタインデー今さら愛の言葉など 2週間ぶりに、若いギター女子二人と武蔵小山のカラオケボックスで練習に参加しました。 無料で教えてくれる人がいて、指導の甲斐があって、何とかメトロノームでリズムがとれて、ストロ…

七草粥17字、ギター持って公園デビュー

七草粥昭和終わりし日は遠し 寄席で聴く東京弁や漱石忌 動画撮る人いて団地からの火事 葉牡丹の花手水ある神社かな 俳句のひとつもひねりますが、 今日は晴れていたので、三田線沿いの緑道公園でギターのストロークの練習をしました。寒いので、ダウンコート…

長渕剛「西新宿の親父の唄」の世界から「はっぴいえんど」の「ゆでめん」まで

長渕剛という人が、1990年(昭和が終わり平成になる頃)に発表した「西新宿の親父の唄」を知ったのは最近ですが、 古い建物や下町の商店街が壊され、再開発されてタワーマンションになる昨今、この歌は、現在進行形でした。 「行くなら今しかない」と歌に鼓舞…

統一教会、ふと思い出す三島由紀夫

レッドパージ!!! P.I.N.A 安倍晋三元首相銃撃事件はとてもショックでしたが、自民党(に限らず野党も)が反社会的カルト宗教団体の統一教会(世界平和統一家庭連合)と癒着しており、教団名の変更やイベントに祝辞やビデオメッセージ、献金、選挙協力にからんで…

ラタンのチェストの内布(内カバー)を自作

廃品だったラタンのチェストを、できるだけ綺麗に洗って乾燥させ、椿油を塗ってつや出しして使っています。ラタン(籐)は軽くて、通気性もあり、廃品でもまだ使えると思いました。 内布がないので、仕方なく、手持ちの着物を包んでいた風呂敷を使っていました…

柚子風呂17字、年末のパトロール

柚子風呂や愛憎すでに過去となり 人生は何とかなると暦果つ 餅一つ冬至南瓜の汁粉かな 無学でもここまで来たさ炬燵猫 夜回りを終え熱き茶を賜りぬ # # # 2021年も残り少なくなり、年末の大掃除や不要品の処分をしたり、年賀状を書いたりしておりました。年賀…

神帰月17字。年末大掃除

成人の皇女眩しき神帰月 豚まんに指先熱き冬が来る 我が死後の整理の年末大掃除 生きる意味今も探して日記買ふ # # # 今日、野良猫とインフルエンザワクチンを受けてきました。何とか生き延びたい。 旧暦の11月を神帰月というそうです。旧暦10月にすべての神…

新宿で下見しながら俳句

寄席の灯に誘われる夜の新酒かな 献花無き遊女供養碑秋の風 栗飯のおすそ分けとは有りがたし 黄落や奪衣婆笑う遊廓跡 # # 来週、友人が上京し、千駄ヶ谷から新宿御苑を見たいというので、下見のために、千駄ヶ谷から新宿を歩き、ついでに俳句を作る吟行も兼…

巣鴨四の市で俳句・三代目茂蔵の稲荷寿司とのり巻き

境内は出入自由な菊まつり 無愛想な猫もすり寄る夜寒かな 青空に伸ばす両手や秋うらら # # 今日は巣鴨の四の市なので、行ってみました。大正大学のサザエ堂前や、巣鴨の眞性寺の境内では、菊まつりをやっていました。 サザエ堂からは、五色の紐が伸びて、柱…

夢違之地蔵・のらくろロード・松尾芭蕉の庵・北区の人工温泉銭湯

都営地下鉄の一日券を買って、いつものカレーの店で食事したあと、新宿線菊川駅近くの菊川橋のたもとにある「夢違之地蔵」を見てきました。 以前、バスの窓から、夕暮れ、川のほとりの小さい公園に赤い幟と小さい祠があるのが、幻想的な光景に見えた。 ここ…

木下闇17字

腹巻や川の向こうはネオン街 かくれんぼの子も鬼さんも木下闇 母居れば亡父居るごとき蚊帳のなか 独身に理由などなしところてん 開拓碑濡らす雲湧き蕎麦の花 今日は、カレーのシュルマで食事してから、歳時記を買うため、神保町の古本屋街まで出かけました。…

乙女解剖の解釈・夏の暮れ17字

youtu.be ギターたこ煙草カルピス夏の暮れ 弦に乗す音叉の響き蝉時雨 氷菓子恋愛映画の甘さかな ある人が、「乙女解剖」「コールボーイ」というボカロ曲をカバーした動画を発表し、熟年女は、ギター弾きながら歌いたいと思った。 同年代には、ボカロはあまり…

佐伯一麦「散歩歳時記」見て俳句

夢を見て時空歪みし昼寝かな 雷に追われ買い出し夫婦かな 生きて死ぬただそれだけの墓参り 汗かいて時給いくらの我等なり 時々訪問するブロガーさんが、よく、佐伯一麦という作家について書いていて、 こういう人がいるのか、よく見ると 俳句もなさる方らし…