ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

アンパン道路で月寒あんぱん、しょんべん横丁、アンパンマンの正体

 豊平区に「アンパン道路」があり、道路を建設した労働者に月寒あんぱんが振る舞われたということで、アンパン道路という名前になったとか。一度は見てみようと思いました。

 ますは、月寒中央駅で降りて、「月寒あんぱん本舗」で、100年前の月寒あんぱん復刻版と、ゴールデンカムイとのコラボの月寒あんぱんなどを購入しました。

 それから、アンパン道路を少し歩いてみた。途中に木造の変わった建物があり、コーヒー豆などを売る喫茶店だった。その先は下り坂だった。こんな坂に道路を建設し、大変な労力だと思った。標識がある場所まで歩いた。

地図を見ながら、「月寒神社」まで歩いた。

 月寒神社も古い神社で、吉田善太郎という人の石碑もあった。明治に北海道に渡り、苦労して開拓した人らしい。ネットで調べると、子孫は安平町や早来町などで、社台ファーム吉田牧場など競走馬の生産を今もなさっているらしい。

 先ほど見かけた木造の建物の喫茶店まで戻り、中でアイスティーを飲んだ。3階の禁煙席に座り、窓からの景色を見た。

 少し休んで、地下鉄の沿線道路まで戻り、少し散策すると、スナックなどが入る「吟月会館」という雑居ビルが見え、今は空き地だけど、昔は繁華街だったかもしれない。「吟月」とは、「詠花吟月」という言葉が由来かも知れなくて、きっと、風流な人が命名したのかも知れなかった。

 国道を挟んだ反対側にも、薬局の脇からスナックなどが並ぶ区域があり、ネットで調べると、「しょんべん横丁」と呼ばれる区域だとわかりました。「しょんべん横丁」で検索すると、新宿と大阪の十三、それと札幌の月寒がヒットした。

 サトちゃんというオブジェは、浴衣を着ていて可愛かった。

 かつて、このあたりには兵舎があり、兵隊さんが飲みに来て、そのあたりでしょんしょんなさったので、そういう名前だそうです。

 ここにも「第三吟月会館」という雑居ビルがあり、スナックが入っていた。雪深い北海道では、飲み屋街は、大きなビルの中に、スナックが何軒も入る形が多かった。夜ならもっと明るいのだろう。

 横丁を抜けた先の、パン屋さんの前に「営門の松」なる木があり、これは兵舎の正門の前に植えられた松で、多くの兵隊さんを見送った松だとか。

 パン屋さんに入り、アンパンマンの形のパンを買った。今日のお題にふさわしいと思った。家に着いてから、野良猫が、「アンパンマン、美味しそうだな。こしあんかな、つぶあんかな」と、パンを切ると、アンパンだと信じて疑わなかったが、それは、チョコクリームパンだった。