身の内に赤き鳥翔つ咳込めば 死を急ぐ光となりて冬の薔薇 罪深き裸身となりぬ寒の紅 リラ匂ふ父似の僧を目で追えば わが影に鬼女見え隠る夕桜 耳鳴りの時空をよぎり夏の蝶 日盛や砂を握れば鳥の墓 梅雨寒や手に取ればみな古雑誌 原爆忌童画の顔に影は無く 玩…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。