川は地の裂け目となりて芒原 子規の忌の座り疲れし句会かな 林檎剥く夫は訛りを失へり サーファーに長き青春秋の海 図書館で会う人紫式部の実 色鳥や朝餉の菜は庭で摘む 寄席出れば上野も日暮れ濁り酒 込み入ったことには触れず新酒酌む 神留守を知らず祈り…
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