着物より帯が重たき花疲れ 身の奥の水が揺れたつ花の冷え 砂糖水父に幼名呼ばれたり 駅の鏡に人映り消ゆ原爆忌 磨かねば曇る銀器や六月来る 俗世から寸時離れし扇かな 人妻を奪えず栄螺焼きにけり 雨の日は開かぬ古書店啄木忌
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