散らす風すでに身に秘め夕桜 春灯を消し人妻となりにけり 剪らるるは薔薇の盛りや佳人逝く 帰省子が憎みし過疎の漁村かな 家系図に秘めし愛憎秋の雲 鈴虫の命を絞る一夜かな 鳥渡る大地を影で削りつつ 梨を売る灯よ国道は北に延ぶ 一本の煙草吸う間の去年今…
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