ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

映画「ロスバンド」鑑賞、西友で「サーモンたっぷり寿司」

 本日、西区宮の沢の「ちえりあ」の講堂にて、「ロスバンド」というノルウェーの映画を観ました。この映画は、商業的なものではなく、ミニシアターで上映されるもので、北海道に初上陸でした。

 主人公の男子中学生グリムは、幼馴染のアクセルと「ロスバンド、イモターレ」というロックバンドを作り、ドラムを担当して、大会出場を夢みている。ボーカル兼ギターのアクセルは、ギターは上手だが、かなりの音痴で、自分では気づいていない。グリムの両親は離婚寸前であり、アクセルはクラスの女の子に恋をしているが、彼女は相手にもしていない。

 ロスバンドにはベースがいないので、募集すると、チェロを弾く9歳の女の子ティルダだけが応募する。彼女は学校では友達がいなくて孤独である。3人は近隣の少年マッティンの運転で、1300キロ離れた街のロックバンド会場を目指す。ところが、途中で、いろいろとトラブルやアクシデントが発生する、という道中記で、音楽への情熱を燃やす子供たちが、本当に可愛らしく、素敵な映画だった。

 ロックバンドでベースではなくチェロを使うのも、なかなか素晴らしいサウンドだと思った。ノルウェーは、南北に長く、人口密度が少ないのか町と町の間に何もない原野みたいな景色が続く。鉄道やバスも無さそうだ。病院や店まで遠そうだと思った。

 札幌では、ミニシアターでの上映や、映画サークルでの自主上映で、マイナーな映画も見ることができた。東京でいえば、「ポレポレ東中野」に相当する、「シアターキノ」もあって、「ヤジと民主主義」みたいな映画もかかる。小さい町だからこそ、札幌では、区役所のロビーでイベントやマイナー映画や演奏会のチラシが置いてあるので、情報を得るのは早かった。

 私は、地下鉄の1日券で来たので、帰りに、発寒南駅で降りて、西友しまむらなどをちょっと見て、サーモンのお寿司の弁当をフードコートで食べた。おいしかった。