ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

成田山新栄寺にて気仙大工花輪喜久蔵展

 宮城県出身で、明治時代に北海道で活躍した宮大工「花輪喜久蔵」展が、ススキノの成田山新栄寺でありました。

 北海道のお寺は鉄筋コンクリート造が圧倒的に多いが、それでも、宮大工が精魂こめた芸術的なお寺もあるとばかりだと知りました。花輪喜久蔵は、成田山新栄寺の本堂と大師堂を建て、本堂は信者によって放火されたそうです。 

 花輪喜久蔵が手がけたお寺は、札幌、旭川、室蘭、空知の古い炭鉱町に多く、旭川は軍隊があり、室蘭は鉄鋼所があって、北海道の基盤を成した地域でした。人が集まれば、お寺と遊廓(繁華街)は付き物です。

 私は、若い時は無神論者でした。しかし、中年以降は、人生は思うままにならないと痛感し、当時、三味線やギターなどを練習していたので、弁財天様という音楽と水の神を拝むようになりました。と言っても、散歩がてら上野や浅草のお寺にいき、弁天堂にお参りする程度だが、お寺に行くと、私を含めて、人間は本当に幸せを願う生き物だとしみじみ思う。

 でも、最終的には、家族や友人が幸せであってほしいし、その流れで自分も満たされると感じる。東京から札幌に戻った時、親も家族も喜んでくれて、自分も嬉しかった。

 だが、東京で作られたライブや映画鑑賞、寺社仏閣めぐりなどの生活習慣は、できれば札幌でも続けたかった。札幌は町の中心部にいる限りは、東京にいるのと変わらなかった。

 「絵天井のお寺は札幌にありますか」「豊川稲荷のお寺の天井は、絵天井ですよ」

 そこで、豊川稲荷まで行って、絵天井を見てきた。

 白い陶器?の狐さまが、迫力あった。ここにお参りしたら、実現するんじゃないか、と思うような「念」が感じられた。

 それから、私たちは、最近できた「ココノススキノ」という施設をみて、地下のダイイチというスーパーで、珍しい「ずんだおはぎ」を買った。このスーパーは、おはぎが美味しいらしい。