ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

ラタンのチェストの内布(内カバー)を自作

 廃品だったラタンのチェストを、できるだけ綺麗に洗って乾燥させ、椿油を塗ってつや出しして使っています。ラタン(籐)は軽くて、通気性もあり、廃品でもまだ使えると思いました。

 内布がないので、仕方なく、手持ちの着物を包んでいた風呂敷を使っていましたが、見栄えが悪いと思った。誰も見てないし、大した衣類は入っていないけど。

 そこで、ピンクのチェックの布を買って、内布(布カバー)を自作してみました。

 チェストの引き出しは、縦30、横36、深さ15センチ、7センチくらい折り返し、横幅の縫い代は4センチは欲しい。

 手芸や裁縫はやったことがないので、型紙というか図面を書くのが、苦労した。売っている布は、90センチ幅だった。引き出しの横幅36センチ、深さ15センチ×2、折り返し7センチ×2、縫い代5センチ×2で、ちょうど90センチ。

 90センチ×84センチの布から、20センチ四方を切って十字型にした。切り間違いがあったら、すべて台無しなので、切るのがいちばん緊張した。

 両脇を縫いあわせ、布の端は折り返して縫って、端がほつれないようにした。ミシンがないので、延々と手縫いする。あまり上手ではないが、風呂敷よりは、ましだと思った。 

 私は、縫い物は苦手で、こういうことはしたくないが、人に頼むとお金がかかるので、仕方なく自分でやった。チェック柄は縫いやすく、柄も可愛かった。

 引き出しの外に出ているだぶだぶした布は、つまんで、内側から縫って、布カバーが外れないようにした。本当は、裏からゴムを縫いつけるべきだが、ミシンがないから、出来なかった。それに、ゴムをぬいつけたら、それが緩んでダメになった時に、つけかえるのが面倒だろう。あと30年はこれで持たせたい。

 布がだぶだぶしているのは、裁縫が下手なのではなく、布がたっぷり使える豊かさなのだと、言い聞かせる。