ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

読書

私小説作家、川崎長太郎が暮らした小田原を訪問

川崎長太郎(1901~1985)が暮らした小田原の街を訪問しました。 彼は、小田原の魚売りの家に生まれ、旧制小田原中学(現小田原高校)中退後、東京に出てプロレタリア文学を目指したり、徳田秋声に師事したりしたが、東京での生活に行き詰まり、小田原の実家の物…

初音ミク 10th Anniversary Book(2017)

初音ミク 10th Anniversary BookKADOKAWAAmazon この本は、初音ミク10周年記念に企画された豪華な大型本で、永久保存版とも言えます。本の後半は、初音ミクという、緑のツインテールの美少女のイラスト集になっていました。初音ミクのイラストは、描く人によ…

「このボカロ曲がすごい!2014」

このボカロ曲がすごい! 2014 ボカロ楽曲名作ガイド世界文化社Amazon 「このボカロ曲がすごい!2014」は、2013 年版に増して、中身が充実していました。巻頭のボカロ曲に付随するイラストも豪華で、作曲家さんやさまざまな人へのインタビュー記事、ボカロのリ…

「このボカロ曲がすごい!2013」を読んで

このボカロ曲がすごい! ボカロ楽曲名作ガイド2013世界文化社Amazon 「このボカロ曲がすごい!ボカロ楽曲名作ガイド2013」を購入しました。これは、「2014」とセットになっていて、どちらも買っています。 巻頭ページに、ボカロ曲のイラストが描かれ、お勧め…

「ボカロPlus vol.1(2011)」

ボカロPlus Vol.1(ロマンアルバム)徳間書店Amazon 2011年発売の「ボカロPlus」という大型本の創刊号を古書店で購入しました。「本当にスゴいボカロ曲186」という特集に惹かれましたが、他にも、ボーカロイドの音声に自身の声を提供される歌手、ボカロ曲だ…

合成音声音楽の世界2022

今回は、紹介された曲にQRコードがついて、読み込めば曲を視聴できて、たいへん楽で有りがたかったです。○ヘッジホッグ Noz (歌い手さんカバー、カラオケに有り) ○風は凛として 春瀬烈 (たぶんこれはボカロではなくセルフ歌唱、カラオケに有り) がすごく…

合成音声音楽の世界(2021)を読んで

少し前に買った「合成音声音楽の世界2021」は、「しま」さんという人がボーカロイド音楽について掘り下げて書いており、再生回数が少ない曲もたくさん紹介し、良い曲もありました。この人はすごい人だと思いました。 ただ、ニコニコ動画には載ってもYouTube…

「ボーカロイド音楽の世界2019」、AI美空ひばり

以前購入したボーカロイド本の感想や気に入った曲を書いております。 「ボーカロイド音楽の世界2019」では、いちばん響いたのは、○TOKYO NIGHT(80s-10s) シカクドット (昔のEPOとか思わせるゆるやかなシティポップで、カーラジオやネオンなど80年代のデート…

「ボーカロイド音楽の世界2018」を読んで

この本も、「しま」氏が監修しており、紹介された曲を可能な限り視聴しました。 良かったと思ったのは ○天使 tama (90年代的な懐かしいサウンド。カラオケにはなかった。歌い手さん歌唱、カラオケに無し) ○浮遊月光街 稲葉曇 (シュールなような懐かしいよう…

「ボーカロイド音楽の世界2017」について

ボーカロイド音楽の世界 2017 (ele-king books)PヴァインAmazon 「しま」さんという方が書いた「ボーカロイド音楽の世界2017」を読んで、紹介された曲を(可能な限り全部)聴いて、自分なりに好きな曲を選んでみました。かなり専門的な本でした。 今まで知らな…

杉本純氏の「こぼれ落ちた人」・「敗北にこそ人生の神秘がある」

5月16日の文学フリマにて、杉本純(すぎもとあつし)氏の「こぼれ落ちた人」「藝術青年」を購入しました。 人生に挫折した人の心理を描く作品が多いですが、 私は、特に、「こぼれ落ちた人」に収録された「名前のない手記」に惹かれて何度も読み返した。 「名…

桜木紫乃「ホテルローヤル」・カレーをテイクアウトで

今日もシュルマに行き、テイクアウトでカレーライス、ナンを持ち帰りました。大根のカレーは美味しかった。 最近は、図書館に行くようになり、桜木紫乃という人が書いた「ホテルローヤル」を借りてきました。 これは、今年の秋に映画化される小説で、北海道…

ザディコ音楽と黒人を描く小説

youtu.be 先日、図書館で、ジェスミン・ウォードという人が書いた「歌え、葬られぬ者たちよ、歌え」という本を借りました。 「歌え」では、白人の祖父と黒人の祖父をもつ少年ジョジョ(ジョセフ)が主人公、ジョジョは、黒人の実母の愛に飢え、白人の父は刑務…

「山奥ニート、やってます」・自分以外の自分

私は、午前中は、3~4時間程度の清掃バイトをしており、緊急事態宣言が発令されても解除になっても、同じようにバイトをしていました。 月に6、7万程度にしかならないが、早朝なので時給は高い。 というか、私にとっては、給料がいくらもらえるか、ではなく…

安井かずみがいた時代・私の蔵書

緑内障になって以来、本を読まなくなったが、どうしても手元に置きたい本が数冊あり、「安井かずみがいた時代」もそのひとつです。 沢田研二はじめ、たくさんの歌手に詞を提供した作詞家の安井かずみさんは、裕福な家庭の子女で、デザイナーのイナバヨシエは…