ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

2007年の俳句(2)花疲れ17字

着物より帯が重たき花疲れ

身の奥の水が揺れたつ花の冷え 

砂糖水父に幼名呼ばれたり

駅の鏡に人映り消ゆ原爆忌

磨かねば曇る銀器や六月来る

俗世から寸時離れし扇かな

人妻を奪えず栄螺焼きにけり

雨の日は開かぬ古書店啄木忌