2011-03-04 2011年の俳句(1)板橋区の七草粥、ときわ台のうなぎ屋の幟 俳句 帯結ぶ背を映しおり初鏡 姫始め布団のなかは別天地 能面の目に穴二つ雪催ひ 着膨れて人のうわさは聞き流す 鬼が棲む世間の闇に豆を撒く 擦り減りし象牙の撥や初稽古 初午や駄洒落飛び交う野菜市 梅匂ふ美術館への小径かな 甘酒にほんのり酔って梅日和 血の道の苦き薬や針供養 にんじんを入れ八草の粥啜る うなぎ屋のうの字が延びてうららけし 春雨や文字消えかかる比翼塚 板橋区の梅まつり期間は、美術館に立ち寄ったりしました。甘酒も振る舞われました。