1992-12-12 1992年の俳句、踏み絵17字 俳句 踏絵せむ目をそらすなとイエス様 受難日や一気に落とすパンの耳 おねしょの子𠮟り春月まるくなる 人妻の隠れ煙草や桜桃忌 雪渓や人にも鳥の心あり 死火山のしじまに続くすすきかな 交番に失せ物さがす神の留守 生誕祭傷を隠して肉売らる 四温得てひそかに湧きし旅心 幾何学の補助線探す春隣 一緒に働いていた女性が、いつも煙草をすってました。