本日、渋谷シアター・イメージフォーラムにて、「タンジェリン」という映画を見てきました。
トランスジェンダーの娼婦(男娼というのとは違うのかな)シンディが刑務所から出てくると、彼氏が別の女(本物の女性らしい)と浮気したと聞いて、同業の友人とロサンゼルスの町中徘徊して、その女を探してぼこぼこにする、というもので、
シンディの客の、アルメニア移民の運転手やら、彼らのたまり場らしき中国人女性が経営するドーナツショップやら、マイノリティと言われる人や、下層とされる人たちの日常が、スマホでコミカルに描き出される。
なるべく安いお金で遊びたいセコいお客と、トランスジェンダー娼婦さんとのお金をめぐるトラブル、間違って男娼さんの区域に入ったらしき女性の娼婦さんと男娼と遊びたいお客のトラブル、
当事者以外には極めてどうでもよろしいトラブルですが、生きることの切なさ、滑稽さが伝わる、なかなかの佳作でありました。
