1年間相手してくれたインスタコードの「ピコ」ちゃんが、故障して音が出なくなり、いろいろあって、テイラーのミニエレアコを弾いてます。
今は、札幌で、新しいギター女子やギター男子とも出会い、今度みんなで合奏する「ルージュの伝言」を練習しています。
今朝、久しぶりに、東京のギター女子の夢を見た。夢のなかで、ギター女子がカラオケボックスで相対性理論の「気になるあの娘」を歌って、私に「何か歌って」というから、相対性理論の「地獄先生」を歌い出すと、ギター女子は、「この歌、好き」と言って聴いていたが、途中で不意に、部屋から居なくなった。私は歌を止めて、部屋の外に出て、ギター女子をさがして泣きながら目がさめた。そうか、もう君とは会えないのか。
東京のギター女子は、自分のエピフォンのサンバーストカラーのエレアコに「ざくろ」ちゃんと名づけていた。最近知り合ったギター女子は、テイラーのギターに「ギタ子」ちゃんと名付けていました。
私は自分のミニエレアコに「ミコ」と名前をつけた。スピッツの「ミーコとギター」からとった。
歌の世界では、
「ミーコの声は誰よりも強い
だけど はかない
そしてミーコの彼はミーコの彼じゃない
誰も知らない
いつかは2人で 幸せになりたかった
手垢まみれのギターと今日も
ミーコのぎこちないギターもいい
すごくせつない
そしてミーコのうたう恋のうたもいい
なぜかうれしい
憧れるだけで憧れになれなかった
手垢まみれのギターと今日も
一人よがりじゃなくて 嘘じゃなくて
大きな"パパとミーコ"のようなギターと
今日もうたうよ裸の世界を」
こんな歌なんだけど、ミーコというアマチュアの女性シンガーを歌ったもので、手垢がつくほど弾き込んだギターと夢をかなえたいが、まだ、そこまで至っていない。若者の音楽への情熱とまだ実現しない夢を歌いあげ、それでもミーコの歌とギターもいい、と応援する。このギターは、ミーコさんが初めて持ったギターかもしれなくて、彼女の音楽的成長と努力を見てきた、父親でもあり、彼氏でもあるが、擬人化されているので、もちろん本当の彼ではない。
楽器を練習したり、歌手を夢みる人には挫折は付き物だが、馴染んだギターは、「頑張れ」と言ってくれる。楽器が弾く人を育てることもあるのだ。
手垢まみれになるほど練習したので、ミーコのギターはぎこちないが、味があるのだろう。
心から好きだよ、ミーコ、抱きしめたい。甘くてすっぱい人には言えない恋だった。ギターを弾きながら彼女を想う。