ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

下水道科学館の初音ミクのマンホール蓋、六花亭北館でお茶

 北区麻生の下水道科学館で、スタンプラリーがあり景品がもらえ、初音ミクの図柄のマンホール蓋も展示されているので、行ってみました。

 途中、北34条のヤマダ電機の建物が解体され、40年前に営業していた「生協」のロゴが壁に残っているのが見えた。短期間だが、結婚する前に北26条 に住んで、生協にも時々行き、閉店まぎわの半額の弁当を買った。消えない過去が壁にあった。

 当時は、家賃1万2千円の共同玄関共同トイレの6畳間アパートに住んでいて、部屋の真下に大家さんが住んでいた。玄関脇に電話があって、住民に電話がかかってくると、大家さんが取り次いだ。もちろん、そのアパートはすでになかった。

 下水道科学館で、スタンプラリーをやって、景品にボールペンをもらった。

初音ミクちゃんが描かれたマンホール蓋があると聞いたのですが」「こちらになります」係の人が、市内に分散したマンホール蓋の設置場所を教えてくれた。

 午後は、六花亭の北館で醍醐というブルーベリー味の洋菓子を買ってコーヒーとともに味わった。おかわり自由なので、野良猫はおかわりしていた。

 「昔、結婚するなら六花亭の女性店員さんが良い。気配りできる人ばかり採用される、と言われたそうよ。今ならセクハラかも知れないけど」「確かに感じの良い店員さんばかりだけど、それって東京の東十条のどら焼きの店の店員さんも、ここで働くと良縁があるって言われたよね。ケーキ屋さんでそんな話しは聞かないのに」「和菓子は茶道に使われて、お茶を習う人が多いとか、そういうイメージじゃないかな」

 醍醐は美味しかった。

  

 

 

TRIPLANEライブ@モユクサッポロ、甘酒仏17字、新倉屋の花園団子

方言も業務用なりホッキ売り 

薬飲み忘れる午後や甘酒仏 

化粧品使い慣れぬ娘や入社式

 

 本日、狸小路のモユクサッポロにて、札幌出身のTRIPLANEというバンドのフリーライブがありましたが、早く到着したので、成田山新栄寺に立ち寄り、お参りすると、ちょうどお釈迦さまの誕生日である「花祭り」が近くて、右手を上げた甘茶仏に甘茶を3度かけた。休憩室にもあり、これを飲むと、長生きすると言われます。

 それから、モユクサッポロまで行った。ライブは、一階の入口で行われた。TRIPLANEは、声はMr.Childrenによく似ていて、特に「モノローグ」などは、ミスチルの雰囲気。いや、Mr.ChildrenTRIPLANEに似てるのか。

 それから、狸小路6丁目の新倉屋の花園団子の喫茶室に行って、団子を食べてお茶を飲んだ。どんな店かと気になっていた。レトロな雰囲気の喫茶店だった。壁にはめこまれたレンガが、昭和っぽい。

「新宿にも花園団子ってあったよね」「あれは花園万頭と追分団子」

 

 

雪解晴れ17字、大谷選手のこと、人生に別れは付き物、生まれ変われたら

この道はどこまで続く雪解晴れ

別れとはなぜ突然に草芽吹く

きな粉こぼす余生うぐいす餅甘く

合格の娘は不在なりティータイム 

雪靴を片付け新たな散歩道

 

 アメリカで活躍する大谷翔平選手の、その分身のように付き添っていた通訳の青年が違法賭博で大谷選手の巨額のお金を使い込み、解雇されたニュースは、私の家族らみんなを驚かせた。特に、母は、日本ハムファイターズの時から、大谷さんを見てきた。

 一部のマスコミらが、「なぜ気づかないのか」と書くなか、大谷さんは記者会見を開いて説明し、「僕はいっさい知らなかった。彼は嘘をついていた」と説明した。信頼していた青年と訣別した人は、少し悲しげに見えた。

 お金に関するトラブルや信頼する人に裏切られることは、どなたの人生にもあることで、私を含めて皆さん、我が身に引き換えて、「大谷さんはショックだろうね。通訳の青年はなんてことを」とつぶやく。

 だけど、人生は別れが付き物。大谷選手の明るい未来のために、通訳の青年の役割はもう終って分身はもう要らないので、こういう衝撃的な別れで断ち切らせ、それは必然だったのだ、と今は感じる。

 大谷選手には、自分や社会のために出来る事や社会的な使命もあり、夫人や他のスタッフと作り上げる世界や、素晴らしい「未来」があると、あらかじめ、予定されており、そのためには、今、ギャンブル愛好の通訳の青年と衝撃的な別れをしなければならない。

 わたし自身も、「この人とずっといたい」と思った人との別れを経験し、その時はつらかったが、今思えば、それがあるから、今がある、と思う。

 それでも、民謡の先生やギター女子との別れは辛くても、野良猫が脇にいてくれた。

 想像したくないが、野良猫が居なくなったら、気が狂うとは思う。何の未来にもつながらない別れだとは思う。でも、彼と出会わない人生は、今は考えられない。今を大事にするしか、ない。

 野良猫は、のんきに、「2060年ころ、また生まれ変わり、お前さんと結婚できたら、次は、父親になってもいいかなあ」と言う。また会えるならそういう別れもまた良いか。

 北海道はようやく春がきて、雪が解けたあとに草の芽が生えてきた。「雪靴片付け」「スノーシューズ、スノーブーツをしまう」は自分が作った季語です。「雪沓」という、わらの沓(くつ)が元々の俳句の季語だけど、誰もそんなの履いてない。

 

 

ネットカフェでインスタコードのアップデート

 今日は、ススキノのジャンカラで、インスタ男子と会って、カラオケ音源で「ラズベリードリーム」のキーボードパートを披露した。

「カラオケ音源で演奏するほうが、綺麗に聞こえるよ。だけど、インスタコードでキーボードパートをやるには、音域が狭いね」とインスタ男子は評した。

 「きみはバンドに入って何をやりたかったの?」「仲間と青春したかった。別に相手のレベルは問わないけど」「演奏技術によって序列ができるからね。気に食わないと、トンズラする奴も多い。ドラムマシン使えば良いじゃないか」「だって、あれはメトロノームでしょう」「今はこういうの、あるんだよ」と、ローランドのリズムマシンをYouTubeで見せてくれた。「喫茶店に毛の生えたような小さいライブハウスにはドラムなんか無いんだから、ドラムなんかリズムマシンで充分だよ」「確かに」

 それから、そこを出て、ネットカフェに行き、インスタコードをパソコンに接続して、アップデートさせ、ルーパー機能という、多重録音ができる機能にした。ネットカフェって便利だなと思った。 

mira aura(ミラアウラ)、LALAMI氏ライブ@サッポロファクトリー、札幌で見る雪はこれが最後ねと語る人はどこへ帰るか

 本日、mira aura(ミラアウラ)というグループとLALAMIという女性シンガーのライブがありました。

 ミラアウラとは、ニコニコ動画出身のボカロの歌い手の女性や池袋アンダーグラウンドシーンでバンド活動していた人、ボカロPらが集まって、札幌で、幻想的な物語を朗読し、歌を歌うグループで、同人音楽でも活動しているということだった。ボーカルの方が黒崎はくあ名義で歌うボカロ曲は、「病名は愛だった」くらいしか、知らなかった。

 ボーカルの女性は、想い出のギター女子に似た美しい容姿で、私はやはり彼女を忘れられなかった。

 LALAMI氏は、「北区新琴似在住」で、野良猫は、「えっ、新琴似」と嬉しそうだった。

 LALAMI氏は、「なごり雪」を歌い、「札幌で見る雪はこれが最後ね、と淋しそうにきみは笑った」と言い換えて、つまり、札幌を去り遠い本州に戻る女性、北海道を離れる人をイメージさせ、胸に迫る。たぶん、千歳空港ではなく、わざわざJRで帰るのだろう。「きみが去ったホームに残る」のだから。若い人が、札幌で見る雪はこれが最後ね、と釧路や稚内、函館に戻るのは、ちょっとあり得なかった。ライブやコンサートなど札幌にしかないイベントもあるので。

 ギターのミカヅキさんは、超絶上手だった。押尾コータロー先生みたいだった。

 

ZISE氏ライブ@サッポロファクトリー

 本日、サッポロファクトリーにて、ZISE氏というラッパー?の方のライブでした。

 YouTubeで、「Millennium Baby」くらいは聴いてきました。最初は、キーボードの伴奏で歌っていました。素敵な演奏だな、と思いました。2000年前後生まれの人かな。

 札幌は、中通りはまだだけど、大きな通りの歩道は雪が溶けたので、スノーシューズではなく、普通のウォーキングシューズを履いた。 

 雪の上に、滑り止めの砂?土砂を撒いているため、靴の裏の溝に小石?砂が入り、玄関も汚れるのが嫌だと思うが、砂を撒かないと転ぶ人が続出するらしい。それでも、春が近いようでした。

春彼岸17字、中国鍼でスッキリ、インスタコードのアップデート動画

亡父と出る句会の夢や春彼岸

恋ならぬ友だちのまま卒業す

晴れて風冷たし札幌の春は

ラジオから春の高校野球かな

雪解けを待つ晴れよりも雨を待つ

 

 先日、敬宮愛子さまが、大学を卒業する様子がテレビに写り、お茶の間に「綺麗になって、美しい」と声が上がる。

 今日、北34条の「中国針灸院」に行きました。太めの鍼が首や頭に気持ち良い。たまに鍼治療をすると、身体がスッキリした。今月は、バンドはゴタゴタしたし、いろいろあったから、精神的な疲れをとりたかった。

 そんな折、インスタ男子が、インスタコードがアップデートし、音色を重ねたりできるのだと説明する動画を送ってきた。「アップデートは、パソコンなくてもネットカフェでできるよ、楽器とUSBケーブルがあれば」と言われ、当面は、インスタコードを使いこなせるように、勉強しようと思った。

 いろいろな人と合奏したいし、友だちが欲しい気持ちもあるが、ゆっくりやっていこう。

 今朝、亡き父が出て、テーブルを並べた和室で何人かの仲間と俳句の会をやっている夢を見た。

 母が亡くなって、近隣に住む高校時代の恩師がお悔やみを言いにきて、「僕は最近随筆を書いているが、きみは何か書き物をしてるかい」と聞いたので、「俳句を時々やってます」「そりゃあ良い趣味だ。続けなさい」そんな会話があった。俳句仲間が欲しい。