千葉県鴨川市太海の仁右衛門島を訪問しました。行ってみたかった。
東京駅八重洲口の高速バス乗り場から、鴨川方面行きのバスに乗り、安房鴨川駅から仁右衛門島行きの市バスに乗り換えた。
道案内の立て札を見ながら、海辺の舟の乗り場まで歩いた。静かな漁師町という感じで、海は岩肌が見える独特な風景だった。
「宮崎県の青島海岸もこんな感じだったよね」
船着き場でしばらく待ってから、船頭さんの案内でボートに乗った。
島に着いてから、休憩所と土産店を兼ねる案内所で料金を払う。土産店は昭和の雰囲気だった。
順路に従って階段を登った。
島では弁財天が祭られ、ちょうど年に一度の御開帳の日だった。
島のあちこちに、俳句が書かれた句碑があった。
「女手に丼のふた重き雪柳。どんぶりのふたって女の人には重いかな」
「どんぶりじゃなく、井戸のい。井戸のふたが重いんだよ。どんぶりのふたが重い人なんか、いないよ」
さらに階段を登ると、岩で囲まれた風のない場所に、古い屋敷があり、「義宮殿下、常陸宮殿下、ご来島記念」と書いた札があった。
屋敷の内部は裏の縁側から見ることができた。書院造りというのか、掛け軸のある床の間の脇に違い棚がある、武家屋敷のような建物だった。掛け軸には「寿」と崩した字で書いてある。
南無阿弥陀仏と書いてある石碑。
変わった形の岩や綺麗な海が見えた。
「源頼朝が隠れた岩穴」もあった。
変わった形の岩は幾つもあったが、近寄れないので、写真だけ撮った。
また舟で戻り、「まるよ食堂」で、名物の穴子天丼を食しました。器からはみ出る穴子がボリュームあった。
安房鴨川駅に戻って、「潮騒市場」という道の駅で、ご飯の友のふりかけを買った。
駅の近くのイオンで安売りのパンを買った。
「やっぱり、イオンは安くて美味しくて、全国にあって良いねえ」と賛美しながらパンをかじる野良猫。
安房鴨川駅近くのイオンは、ヤシの木があって南国的だった。