西台駅そばの、イオン系スーパーの店内を通過すると、棚がまるまるがら空きになり、よく見ると、トイレットペーパーやティッシュペーパーがある棚が、買い占められてがら空きになっていました。
むやみやたらに買い占めたら、本当に必要な人が困りますが、
古い薬局に行けば、店頭に、昭和の匂いの昔ながらの四角い便所紙(ちり紙・トイレットペーパー)が、まだ生き残っています。
今売られているのは、水洗トイレで流せるそうです。
昔は、駄洒落で、トイレットペーパーのことを「福(拭く)の神」なんて言ったもので、幸せというものは、案外、日常的なところにあることを象徴しているようでした。
1985年頃、札幌の銭湯のトイレに、四角いトイレットペーパーが置いてあったのを覚えています。
昭和、平成、令和を生き抜き、非常時には今でも四角いトイレットペーパーがあります。
白牡丹とかいろいろあり、楽天でも売ってますが、それを買い占める人もいないようです(今現在)。
しかし、トイレットペーパーやマスクを買い占める人たちは、転売なのか、パニックなのか、もっと社会全体のことを考えてほしいものです。
こういうものを買い占めるのは、意外と、高齢者(ジジババ)が多いと言われますが、
ジジババなら、パニックにならず、昔を懐かしみ、今こそ、四角いちり紙を。
いや、新聞紙を切るというのも、昔はありましたね。
今は、アルコール除菌剤がない、とのことですが、ハイターを250倍に薄めると、ドアノブなどの消毒はできますが、手指には使えないので石鹸でよく洗います。(ハイターの原液そのままは危険)
消毒と言えば、日本がまだ水洗トイレではなく、汲み取り式のトイレだった時は、クレゾールが消毒として使われていましたし、
今でも、下町あたりで古い建物からクレゾールの独特の匂いがすると、
私は、個人的に、昭和の匂い、古い断片的な思い出、前後が繋がらない夢のように、懐かしさを感じます。
クレゾールの匂いは、嫌いな人もいて、また、原液は危険であり、
かつては病院や一般家庭でも使われていたけど、今は使われなくなりました。
アマゾンで売ってるけど、これを買い占める人も、いないようです。
そう言えば、子供の頃に行った歯医者?かどこかで、トイレの脇に、天井から水が入ったタンクがぶら下げてあり、その中の水で手を洗い、備え付けのタオルで手を拭いたっけ。
あの手洗い水タンクは、実家になく、珍しかった。
あれは、もう、絶滅したでしょうね。