今日、以前から気になっていた、北区と足立区の間にある江北橋のたもとにある廃墟みたいな古アパート?ビルを見てきた。
北区豊島五丁目団地を横目に歩くと、まずは隅田川を渡るとしま橋があり、渡ると足立区で、さらに中洲を少し歩くと、荒川を渡る江北橋があり、廃墟みたいな建物はその橋のそばにあった。今まで知らなかったが、江北橋は心霊スポットらしい。
その昔、今の足立区の宮城あたりに、足立氏という豪族がいて、その息女の足立姫が、川を渡って、今の北区にある豊島氏に嫁いだが、姑にいじめられ、足立姫は、隅田川?荒川?で入水したとか。そして、足立姫の墓が、その先のお寺にあるそうだ。
まずは、豊島五丁目団地のシャッター街になった商店街を眺め、突き当たりの弁当屋さんで弁当を買って、広場のベンチで食べた。建物は外壁工事をしていたが、中に入れた。
お弁当はおいしかった。
隅田川の川岸に、駅から離れた場所に突然巨大な団地群がある景色が、私は好きだった。団地マニアかも。
それから、としま橋を渡り、足立区に入った。江北橋のたもとに、まるで廃墟のようなアパート?ビルがあった。
だが、よく見ると、中から蛍光灯が見えて、会社らしい。アパートの入り口も、空き缶などがあり、人が住んでいるみたいだった。廃墟ではなかったか。
その脇に氷川神社があり、昔は入水した足立姫の屋敷があったらしい。
ついでに、橋を渡って、足立姫のお墓がある性翁寺に行ってみた。江北橋は、心霊スポットと言われているらしいが、普通の橋で、なかなか景色は良かった。見た感じでは、幽霊は居なさそうだった。遠くにスカイツリーが見えた。
だが、向こう岸には、産廃処理工場が並んで、寂しい雰囲気だった。
お寺では、足立姫のお墓にお参りした。
帰りに、たまたま見かけたお菓子の製造工場で直売のクッキーなどを買った。
それから、引き返して北区に戻った。このあたりは、かつては、荒川を境に、豊島郡と足立郡に分かれたらしい。
豊島中央商店街を歩いた。駅から離れた商店街は、寂れてシャッター街だった。それでも、下校中らしき子供たちの集団が楽しそうに会話しながら歩いて、その姿にほっとする。
以前も訪問した和菓子の店で、桜餅と羊羮巻を買った。東京の桜餅は、つるっとして滑らかだった。
銭湯もあり、石鹸の匂いがする。味のある商店街だった。