先日、豊島区要町の名曲喫茶「ショパン」を訪問し、店主で音楽評論家の宮本英世先生の本を買いましたが、その後、宮本先生が監修を勤めた「名曲喫茶のクラシック」という5枚組のCDを購入しました。
要町は板橋区に近く、「ショパン」は、私の家からぎりぎり徒歩で行ける店で(帰りはバス)、店主の方とも会話し、本やCDを購入したことから、中央線沿いの遠い店より、親近感があった。
また、5枚組のCDは、粒ぞろいの珠玉の名曲ばかりで、格調高い。
で、今日も、池袋あたりまで出かけ、ショパンにお邪魔し、ココアを飲んだ。
「私、先生が監修した名曲喫茶のクラシックという5枚組の化粧箱に入ったCDを買ったのですが、あれは、同じタイトルで、1枚だけのCDと、2枚組のCDがありますが、どうしてですか?」
「ああ、あれね」と先生は微笑みながら
「最初に、1枚だけの、名曲喫茶のクラシックというCDを出したら、それが大当たりで売れてね、次に2枚組のCDを出したらそれも当たりでね。それで、5枚組のを出したの」
「じゃあ、5枚組のCDは、決定版ですね」
店内には、「エリーゼのために」というピアノ曲がかかっていたが、すぐに、クラシックを流すラジオ番組に切り替わり、シェーンベルグの「コルニドライ」になった。シェーンベルグというと、無調、十二音階という感じだが、店主の方は「難しい音楽ですね」と言った。
帰りは、板橋区と豊島区が接するあたりの、「やまだ」というお好み焼き屋さんでチーズお焼きを買った。