雑司ヶ谷の音楽喫茶「ビブリオクラシック」を訪問しました。
古いネットの記事を見たので、旧住所のほうに行ってしまい、お店が見つからないので帰ろうと思ったが、念のため電話したら、明治通りをはさんで向かい側の新しい店舗で営業していると言われ、歩道橋をわたると、三階の窓からマスターが見えて、私は、手を振った。
店に入ると、マスターが、「おすすめのコーヒーはメキシコ、紅茶はアールグレイです」と言うので、紅茶とケーキを注文した。紅茶は香りが良くて、砂糖を入れなくても甘く感じた。
店内は、壁の棚にはレコードが何千枚もぎっしり並び、窓際にはピアノやオーディオが据えられていた。
「クラシックはお好きですか。何か、リクエストはありますか?」
壁から出してきたレコードに針が落とされ、迫力ある音楽が流れた。音響の設備は素晴らしく、重低音がよく響いた。
帰り道、「生の演奏を聴きたいものだ。どこの楽団でもいいから」と思いながら、池袋駅西口のバスターミナルに行くと、西口公園のステージからオーケストラの音色が聞こえてくるではないか。引き寄せたかと、ステージに近づくと、小林研一郎という指揮者が、「ウクライナ応援コンサート」と題して、ダニーボーイや、フィンランディアなどを演奏するとのことでした。
「この部分、もう一度」など、指示をしながらリハーサルをするのを、私は見ていた。多くの人が足を止めて、オーケストラの音色に聞き入っていた。