ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

カレーとインダス文明・イギリス・日本

 

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 10月の板橋区民まつりで、カレーショップ経営の知人に頼まれ、屋台の手伝いをしますが、やるからには、完売したい。

 

 同業のカレー屋さんも他にいるだろうから、どうすれば、お客さんが足を止めて興味を持ってくれるか、考えた末に、

 カレーの歴史や日本での普及について、簡単な作文を書くことにしました。

 

 「カレーの華麗な歴史」と称して、もともとカレーと呼ばれていなかった、インドのスパイス料理が、17世紀にインドを統治したイギリスによってカレーと名がついて、イギリス風にアレンジされ、洋食として、上流階級に広まり、さらにカレー粉が発明されて、一般国民やヨーロッパ、イギリスが統治した地域に広まったことを書きました。

 

 「カレーと日本の近代化」では、明治時代、イギリス経由で日本に入ってきたカレーは、当初は高級な洋食だったが、国産のカレー粉やカレールウの販売により、大衆化し、家庭料理にもなったこと、日本独自のカレーは、ジャガイモやニンジンが入ったマイルドな味で、戦前は軍隊、戦後は学校給食として、大量に作られたことを書きました。

 

 「カレーとインダス文明」では、カレーに含まれるスパイスはすべて、紀元前のインドで使われ、インダス文明が生んだとされることや、今は日本だけではなく、世界各国に広まり、多彩なスパイスを使った刺激的な味わいがくせになり、

 ターメリックは頭の働きを良くすることから、インダス文明発展にカレーが役立つか、と締めました。

 インダス文明とか、イギリス王室とか、上流階級だとか、近代化だとか、知的好奇心をそそるけど、あまり難しくなく、ざっくりした知識を並べて、気を引き、カレーを買っていただければ。 

 私は、ラミネーターを持ってないので、画用紙に作文を書いて、アイロンでラミネートフィルムを閉じた。

 アイロンは、高温にしないで、低い温度でなるべく、丁寧に圧力をかけると、皺にならなかったが、やはり、少し、歪んだが、まあ、ご愛敬。 

 読んで、関心を持ったら、買ってくれるだろうと期待をして、できる限りのことはやろうかと。

 しかし、カレーって、インダス文明を母体に、イギリスによってアレンジされと広まり、日本の国民食にもなり、

 その後、本場のカレーがさらに世界に広まり、ファンを殖やして、

 インダス文明の力強さを見せつけていているということでしょうか。

 

 インダス文明の力が、区民まつりで発揮され、売り上げになることを祈るばかりです。