豊島区区民広場仰高で、アマチュアの落語家さんによる落語会があり、行ってみました。
板橋区西台駅から巣鴨駅まで二時間ちょっと歩き、区民広場には15分前に着いた。豊島区民でなくても、入場できた。
着物姿が綺麗な女性落語家が、「火事息子」を演じました。神田三河町(今は内神田あたり)の伊勢屋という質屋の若旦那が火事が好きで、勘当されて飯田町(今の飯田橋)の火消しとなり、体には刺青という成りになったが、火事が起きてたまたま通った伊勢屋の壁の目塗りをしたことから、両親と再会、母親が息子を思う情景を演じ、すごく上手だった。思わず、泣いたじゃないか。
神田から飯田橋までは、そんなに離れていない。
東京に住んでから、落語を聞いても、舞台の位置関係が分かるようになりました。
それから、「がまの油」「子はかすがい」をみました。
がまの油は、ネットで調べると、ワセリンに薬品を加えて、今もあるようです。
子はかすがいでは、別れた子供と再会した父親が息子に小遣いを渡すと、子供は「鉛筆を買っていい?今使っているのは短くなった」と父親に尋ねる。
私が若いとき、短くなった鉛筆のおしりに、金属のサック?を刺して、鉛筆を伸ばして使う、ということがありました。あの金属のサックは、もう、無くなっただろう。