墨田区向島にある、「鳩の街商店街」を歩いてみました。
かつて、遊郭やカフェがあり、永井荷風や吉行淳之介などの作家が、この町の女性(遊女)との交流を描いたことで知られています。
玉の井というかつての遊郭が移ったのだそうです。
少し歩くと、向島の芸者さんたちがいる花街があります。
といっても、商店街はほぼ寂れており、浅草やスカイツリーを見る観光客もここまでは来ない。
墨堤通りから入ると、「達鮨」という粋な構えの寿司屋さんがありましたが、値段も粋なんだろう。
粋な古民家があり、写真を撮りましたが、これは今日は休みだったが、「こぐま」という古民家カフェだった。
歩いてもシャッター商店街が続くだけ。
4年前に発行された地図では銭湯があることになっていたが、今は見当たらない。
病院も、廃棄したのか、移転したのか。
かつての遊郭で使われた粋な家屋も、探せばあるのだろうが、今は普通の一般人の民家であり、建築に疎い私には、よく分からない。
昔は、女性の進学率が低く、社会進出できる産業もなく、家族のために遊女になる(売られる)人がいて、
健気にしてたくましい遊郭の女性と、お客様との交流を小説にできましたが、
今の時代、そんな女性は少ないだろうし、
子供の貧困も叫ばれる時代、家族のために犠牲になる若者を出してはいけないので、あくまでも、過去のお話しです。
鳩の街商店街は、食事できる店はあまりなかったが、少し離れたところに、「とんかつ・三好弥」があった。
A弁当を注文し、おいしかった。