ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

国民年金の任意加入制度で、未納年金の穴埋め

 先日、過去に納めた年金の記録が、年金事務所から送付されました。

 しかし、じっくり見ると、私の記憶では1988年から札幌市内の会社に勤務したと思ったが、年金記録では1990年になっており、そんなはずはないと、ハローワーク社会保険の記録を取り寄せると、やはり、記録通り1990年からだった。

 今思うと、その会社は、入社してすぐ辞める人も多かったので、すぐには社会保険や年金に加入させてくれなかったかも知れない。あの頃、仕事があるだけで有り難く、社会保険に入れてくださいと申告することは、思いつかなかった。今となってはどうしようもない。68ヶ月分の未納期間があった。

 すると、年金事務所の窓口の人が、「国民年金任意加入制度」というがあり、60歳から65歳までの60ヶ月分の年金を払えば、未納期間が、68ヶ月から8ヶ月に減らせると提言してくれました。

「じゃあ、来年の11月に60歳になったら、60ヶ月分の年金を払って、穴埋めしたいです。そしたら、未納期間が8ヶ月に減るんですよね」

 すると、野良猫が、「俺も学生時代の国民年金を払っていない。今からでも未納期間を払えるなら、払いたい。俺は、一浪して大学を出て、23歳で就職したから、20歳から23歳までの36ヶ月と、最初に入った会社を辞めて転職する時に、1ヶ月未納だから、37ヶ月が未納なんだ」と言い出したので、今日は、野良猫と、年金事務所を訪問しました。

 窓口の人は、野良猫に「あなたの未納期間は49ヶ月です」と言った。「え?僕の未納期間は37ヶ月じゃないの?」よく見ると、6月生まれの野良猫は、入社してすぐ24歳になっていた。

 窓口の人は、「国民年金の任意加入は65歳までですから、(29ヶ月後に65歳になる)あなたは29ヶ月分払えます。今月中に手続きすれば」と書類を持ってきた。

 「29ヶ月分を払えば、未納期間は20ヶ月に短縮できるんですね。今月中、といっても、あと3日しかないですよね。来月になったら、28ヶ月しか、穴埋めできないんですよね」「そうなります」

 この制度を利用すれば、国民年金未納期間を、野良猫は49ヶ月から20ヶ月に、私は68ヶ月から8ヶ月に短縮できる。

 それから、野良猫は書類に必要事項を記入し、私は今まで送られた年金定期便の「平成何年」を西暦に書き直して、古い順番に並べる作業をした。

「学生の頃は、国民年金なんて眼中になかったし、周囲に加入している人も居なかった。会社勤めして、厚生年金に入ったから、それで良いと思っていた。だけど、今は、貯金しても金利はゼロに等しいから、国民年金の穴埋めをして、将来に備えよう」「私は、若い時は仕事に恵まれず、短期バイトを幾つもこなして、年金どころではなかったわ。でも、少しでも、未納期間を減らして、若い時に望んだ、安定した人生を送れたらいいな」

 未納年金に向き合うことは、過去に向き合うことだった。そして、未納年金を払うことは、未来を安定させることだった。

「私、長生きするわ。お菓子は控えて、野菜中心にするわよ」