皇居外苑と東御苑を訪問しました。東御苑は先日、パワースポットの井戸を見ております。
まずは、皇居外苑で、楠木正成が馬に乗るブロンズ像を見た。こんな感じのブロンズ像、デンマークにもスエーデンにもあったな。楠公レストハウスに売店があり、私は、漆塗りの印鑑ケースを買った。
それから、だだっ広い敷地を歩いて、二重橋を見た。外国人観光客ばかりだった。
東御苑のほうに向かった。旧本丸や、松の廊下跡を見たかった。
入口脇に、江戸城の天守閣にあったしゃちほこが展示されていた。名古屋城だけではなく、お城には、しゃちほこが付き物なのかな。マーライオンとしゃちほこは、親類なのか?
石垣の門を越えて緩い坂道を上ると、広い庭園?芝生があるだけだった。そこにも売店と休憩所があり、私は、金色のボンボニエールという小箱を記念品として購入した。ネットでみて、欲しいと思っていた。
松の廊下跡は、遊歩道になっていて、建物は何もなかった。松の廊下で、昔、ある武士が事件を起こし、それが「忠臣蔵」になったらしい。
今は何もなく、遊歩道のベンチで外国人の青年が休憩していた。諸行無常というべきか。
ここは、江戸城があった場所で、今の皇居はもっと奥にあり、当然、私たちはそこに入れなかった。
私たちは、東京でフリーライブや演劇、落語、お祭りなどを楽しんだし、自治会の役員や趣味の会で地域活動もして、自分なりに誠実に生きたつもりだが、
親兄弟、子供もいない私たちには、入れないソサエティや作れない人間関係があったことは、明確な事実だった。
皇室に生まれた人や関係者以外は入れない石垣の城は、何となく、自分たちに作れなかった世界を暗示する気がした。
帰宅してから、義妹に、「札幌に帰り、戻ったらお義父さんやお義母さんにもっと会いたいし、手伝いもしたい。
が、今すぐは住宅の関係で戻れない。今は卒論書いている、折を見て戻る」と電話で話すと、義妹は「嬉しい。またみんなで協力して仲良く暮らしたい。お兄ちゃん(野良猫)たちの今後も一緒にみたい」と言った。
のんきな野良猫は、「あと数年は大丈夫じゃないか」と言ったので、「親はいつまでも生きてないよ」と言うと、野良猫は変な顔になった。