ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

恋川いろは氏のライブ、横浜にゼブラクラブがあった頃

 本日、赤羽の美声堂にて、演歌を歌って日舞を踊れるエンカーテイナー「恋川いろは」さんのリリースイベントがありました。

 「あだなさけ夢のからくり」「昼顔ボレロ」「見返り本牧Ⅱ 」の3曲の他に、「芸者ワルツ」「死んだはずだよおとみさん」などの懐メロを歌った。

 さらに「め組の人」(ラッツ&スター)に合わせて、ひょっとことお多福のお面を使って踊りを披露し、とても魅力的でした。

 「昼顔ボレロ」という歌は、フランスの小説で、裕福な家庭の主婦が昼間は娼婦になるお話をモチーフにしたのかな、と思いました。

 「見返り本牧Ⅱ 」は、かつて、安岡力也という方が亡くなった女性への思いを歌った歌があり(なんという歌か分からないが)、そのアンサーソングということで、亡くなった女性の立場から、

「若かったねとため息で 見返り本牧 夢ん中 とんがれ とんがれ とんがって 生きてるあんたが好きなんだ 天国(そら)から街を見下ろせば ゼブラクラブの灯りが滲む 素敵だったね 昔は昔 今は今」という歌詞に出てくるゼブラクラブとは、横浜にあった米軍のナイトクラブで、生のバンドがジャズなどを演奏する豪華な店だったようです。安岡力也は、シャープホークスというグループサウンズのボーカルで、横浜のナイトクラブにも出入りしていたのだろう。

 私は、この歌がいちばん刺さる気がした。帰らぬ昔はなぜこんなに美しいのか。

 恋川いろは氏は、店の外まで来て、私たちに握手してくれた。本当に美しい人だった。