2日は、縁結びで有名な東京大神宮、戦死した人たちを祀る靖国神社などを訪問しました。
靖国神社はかつて、元気だった父と昇殿参拝をした。
また、先日も、母的友人とお参りした。母的友人は、海軍の軍艦乗り軍人の子で、靖国神社には、縁があった。
私は数年前、靖国神社で、東条英機の子である女性と会話したこともあった。
しかし、ここに来ると、若くして戦死した若者たちがたくさんいたと思うと、胸が苦しくなる。
こんな悲しいことが、２度とあってはならない、と強く思う。
東京大神宮は、若い女性が多く見られ、縁結びの神様が微笑み、若者たちが幸せな結婚ができるように、私も願わずにいられなかった。
今、一年間の出生数が100万人より下がり、少子化が叫ばれ、いろいろな理由が挙げられます。
団塊ジュニアの40代くらいの人たちが就職氷河期で、結婚どころか就職もできず、子供も持てなかった。
となると、10年後、団塊ジュニアのさらにジュニア世代になると、50万人切るんじゃないか。
結婚できた人は晩婚で二人以上は生めない、結婚できない人結婚したくない人は増えたとされますが、
私は、人間が猿の仲間であるとするなら、霊長類の育児は、常に仲間とやるものです。
知能の高い霊長類は、安全に仲間と育児をする。誰かが子守りをやります。
少子化は、人が孤立化しているから、
少子化の根っこは、人間の孤独や孤立化なんじゃないかと思ってます。
その孤立化は、デリケートな人間が多いからだと思う。
個別に見たら、100人いたら100の理由がありますが、
男性は所得が少ないから結婚できないと言いますが、途上国はそうではないので、たぶん、一人が気楽なのだ。
誰にも何も言われないし。一人でいたら、誰にも傷つけられない。
私だって、子供がいたら、と空想するが、「お母さんなんて嫌い」と言われたら落ち込む。
私は頭も悪く学校もろくな学校ではなく、今は廃校になった。
親は私に失望していたので、子供も私に失望したら、さらに傷つくだろう。
結婚は面倒だ、家族がいても傷つけ合うだけだ、仕事が不安定だ、
あるいは子供がいてもあまり育児に協力してもらえない、
それらをざっくり言って、人間が孤独であり、関係性が希薄なんだと思います。
まあ、私は、少子化を悲劇と思っていません。
最近の若者は、みんな綺麗で可愛い。
結婚して子孫残せる人はそれなりに、綺麗で頭もあるのかも、しれない。
そして、子供の数が少ないから、一人一人に目が届き、福祉も厚い。
私は、運がなくて子孫が残せなかったが、私のような運がない人や結婚できない人、セクシャルマイノリティとか、モテない人とか、就職氷河期で凍死した人、
こういう子孫が残せない人がいるから、少数のお子様に厚い福祉が行き渡る。
世の中、悪いことばかりじゃない。
人間がいなくても、AIとか、ロボットもいるだろうし。
(影の声)夫は
「少子化問題。政府は無策だな。
俺がもらえる年金は目減りする。30年以上働いたのに」
「仕方ないじゃん。年金目減りしたら、お粥を啜るしかない。
今の若い人は、年金はもらえない。みんなで、仲良く貧乏するしかない」
「お前は何を言ってるのだ。ここは共産国か。
一部の上級国民に富が集中し、国民は貧しくなるのだ」
「貧乏に資本主義とか共産主義とかあるの？」
「あるんだよ‼」
だが、お子様や若者には、さらに幸せになってほしいし、税金で苦しんでほしくな。
私にできることは、健康に気をつけるくらいだけど、
でも、私も、息子や娘のような若い人と仲良くなり、支えになれたらいいのだが。
自分も、なにかしら出来ると思う。
縁結びを願う若者やお子様を見ながら、そんな若者と縁結びしたいと、中年女は考えながら、神社の隅で、振る舞いの甘酒を飲んでいた。
