台風の接近、激しい雨で水かさが増して、上流でダムの放流があるとかで、
荒川や新河岸川があふれそうだと夜中に携帯電話のエリアメールが鳴り響きました。
板橋区全域に避難勧告が出たが、避難できる場所もなく、14階建ての7階の部屋にいて、息をひそめて、嵐が通りすぎるのを待つ。
「多摩川が一部氾濫したみたい。
新河岸川も、あふれそうだと友達からメール来た」
「いや、千曲川が危ない。長野の方がヤバイみたい」
「え?長野?」
あわてて再度スマホを開けてみる。
昨日は、午前中には買い物ができたが、午後からは三田線の電車も止まり、(本蓮沼と西高島平の間)、店も閉まり、風雨が強まり、人も歩いていなかった。
が、朝は台風が抜けて、急に天気も良くなり、荒川も新河岸川も、上流のダムの放流にも負けずに何とか持ちこたえ、治水に苦心した先人の方に感謝する。
街を偵察してみた。
「また、川を見に行って流されたじいさんがいたよ。見に行くなと言われているのに、こういう野次馬が出る」
「おまえの女房が、今から新河岸川を見に行くよ」
「え?川を見に行くのか」
「立派な橋だから大丈夫だよ」
新河岸川に行ってみると、他にも川を見に来た若者がいて、インスタに挙げるのか、写真を撮っていた。
三田線も動きだし、ローソンも開いていて、平常を取り戻したようでした。
写真は、あふれそうな新河岸川です。舟戸大橋から撮りました。