昨日、台風が過ぎて増水した新河岸川を見てくると、夫も、
「荒川も見た?俺も見に行きたいな」
「荒川までは見てないけど、さっき、川を見るなんて野次馬だ、て言ってなかった?」
「俺は野次馬じゃないよ。偵察に行くんだ。足を使っての情報収拾だよ」
舟戸大橋まで行って、新河岸川を見る。
「いつもより増水してるけど、まだ、堤防までは来てないから、何とか持ちこたえたな」
「川越あたりで、新河岸川があふれたと聞いたけど、下流は何とかなったね」
さらに、舟戸の区民センターを通過して、荒川の土手に行くと、土手にはすでに、20人くらいの人が立っていて、みんな、動かずに、川を見ていた。
堤防の向こうの川は、さぞ、増水しているのだろうと、動かず見ている人の背中から、想像できた。
荒川の土手に登ると、通常は、階段を少し下ると、遊歩道があり、さらにその下は、野球かサッカーかの練習場が広がるのだが、
その野球のグラウンドが、水に漬かり、川は幅が倍には広がっていた。
茶色の川水は、風が吹くと、波が立っていて、見ているのも怖い。
みんな、しばらくは動けない様子であぜんとして、そして、何人かは写真を撮っていた。
「いやあ・・・。よく、持ちこたえたな。でも、あと数時間雨が降っていたら危なかったかも」
「川幅は余裕持たせて堤防を作って、こんなに余裕が必要なのかと、今まで思っていたけど、やっぱり、これだけの余裕を持って護岸工事をしなければダメだと、よく、分かるわ」
「これだけの堤防を作ったから、持ちこたえたんだね。江戸時代なら、大洪水だった。
昔の人たちが必死に工事を繰り返したから、何とかなったのだろう」
そのあと、新高島平で、いつもの、ジャストフレンズのライブがあり、行って来ました。
昔のアメリカンポップスに心が落ち着く。