ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

西台天祖神社の豆撒き

 今日は節分で、西台天祖神社で豆撒きの行事が3年ぶりに行われるので、見物しました。

 私の最寄りの駅は西台駅ですが、そこは高島平という地域であり、西台は南側の高速道路の向こう側の高台にあり、かつては西台村だったそうです。70年代から団地ができた高島平より、歴史を感じさせた。

 この神社はあまり立ち寄ったことがないので、豆撒きが始まるまで、境内を散策した。階段を下ったところに神社があった。

 入口付近に、小さな冨士塚があった。これに登ると富士山に登るのと同じ霊験あらたかという冨士塚だな、と登ってみると、「三笠山大神」と書いた石碑と石の祠があった。三笠山というと、どら焼きを思い出すが、

 北海道空知に、「三笠市」という美しい名前の町があり、北海道の地名はアイヌ語に由来するものが多いなか、ここは、三笠にあった空知集治監という刑務所の裏山が奈良の三笠山ににているからだそうで、きっと奈良から来た人が北海道の厳しい自然に故郷を偲んでつけたのだろう。

 拝殿の脇には稲荷神社や、男性の性器をかたどった石などがまつられ、幾つかの祠があった。

 「富士浅間神社」の石碑もあった。西台は高台だから、山の神などを祭っているのだろうか。

 そんなことを考えていると、やがて、神社の氏子らしき、洋服の上から和風の白い紙の肩衣?をつけた人たちが来て、豆撒きが始まった。豆を撒く人が、洋服を着ても武士の裃みたいな和風のものをつけるのはなぜなのだろうかと考えた。

 私は写真撮影が目的だから、豆は特にこだわらないが、それでも目の前に落ちた豆やお菓子を少し拾った。

 私の後ろに、車椅子の女性がいて、豆撒きを見ていた。拾った菓子を一つ、この人に「これは縁起物の福ですから」と渡した。これは、菓子の形をした福なのだから、まったくもらえないのはつまらないが、1つでもあればそれで良かった。

 見た限りでは、全員にそれなりにもらえたと思います。