池袋のBOOK・OFFに行くついでに、要町の「ショパン」に寄りますと、ちょうどショスタコービッチの弦楽四重奏第三番が、この先動乱でも起きるような不吉な感じでかかっていました。
紅茶を飲みながら、ウクライナに早く平和が来てほしいと思いました。戦争は、常に弱い立場の人が苦しむと思う。
北海道は、旧ソ連(ロシア)に近く、北方領土を奪われたこともあり、1980年ころ、室蘭や登別を走る右翼の街宣車は、シベリウスの「フィンランディア」をがんがんとかけていました。フィンランディアを聴くと、今も、街宣車の黒い車体が目に浮かぶ。ロシアの支配下にあったフィンランドの自由独立を表現した曲だそうです。
今、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、愛知県のオーケストラがチャイコフスキーの「1812年」を辞めて、「フィンランディア」を演奏するそうです。音楽の世界にも政治や社会の情勢が影を落とすのだなあ。
そんなことを考えながら、紅茶を飲んでいました。