ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

平川地一丁目の13年ぶりアルバム「時のグラデーション」

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 兄弟フォークデュオの「平川地一丁目」が13年ぶりに、アルバム「時のグラデーション」を出したので、購入しました。

 平川地一丁目の、歌詞に深みがあり、心の深いところから出てくる、清冽な岩清水のような世界は今も変わらず、ボーカルの林直次郎さんの声が、力強い。

 特に、「砂の箱舟」の

「正しいことは一つだけと 投げやりに守った それじゃ苦しさもそのまま 行き場なない世界」

などの歌詞は、抽象的ながら、社会に向き合う自分を描き、共感がありました。

 

 平川地一丁目を最初に見たのは、2003年の3月、六本木ヒルズのアリーナでの無料ライブです。

 六本木ヒルズなんて、お金持ちの人が行くところだと思っていましたが、

 当時はまだ素朴な中学生のフォークデュオの歌声を聴いていると、田舎の学校祭で才能あるクラスの仲間の歌を聴いているような、懐かしい気持ちになりました。

 夫も、

「可愛い子達だなあ、歌も上手だなあ」と感心しており、

 また、これをきっかけにわたしたちは、フリーライブやリリースイベントに行く「都会の楽しみ」を見つけて、名実ともに「東京人」になった。

 また、フォークソングに関心を持ったのは、平川地一丁目の存在がありました。

 わたしたちにとっては、記念すべき人で、平川地一丁目のCDは、ほぼほぼ購入しました。

 「運命の向こう」「はがれた夜」などは、特に好きでした。 

 デビュー当時は、変声期前のお子さまが、次第に大人の声になったが、歌の雰囲気は変わらなかった。

 

 2008年に、一度解散し、それぞれの人生を歩み、社会人としての経験を積んだようですが、

 わたしにとっては、別に「さよなら」ではなく、CDさえ聴けば、また、その世界に入れました。

 そして、平川地一丁目は、2018年に、解散後10年記念のライブをやり、この時も夫と一緒に見に行きました。 

 これからも、ずっと聴いていきたいです。

 

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