ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」にてブランデー入り紅茶を

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 本日、中野に行く用があり、ついでに、阿佐ヶ谷の名曲喫茶ヴィオロン」を訪問しました。

 薄暗い店内に入ると、入口近くのカウンターにいた店主が、「お好きな席にどうぞ」と言うので、少し低くなった床に置かれた一人掛けの席に座る。ピアノや絵画が見え、何やら細々置かれた箪笥?らしきものがあった。

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 迫力ある交響曲が流れており、たぶん、何か、悲劇的な物語を曲にしたのだろう、とまた当たりをつけ、「チャイコフスキーとも感じが違うし、ベルリオーズかな?」と思ったが、音声検索すると、リヒャルトシュトラウスの「ドンジュアン」だった。

 運ばれてきた紅茶を卓に置くときに、店主は「ブランデーを入れますか?」と言った。紅茶にブランデーを入れる飲み方があるとは、知りませんでした。少量、たらしてもらった。香りの良い紅茶だった。

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 やがて、ドンジュアンが終わると、次は美しいピアノ曲がかかった。ひたすら美しく、典雅で、天使が降りたような完璧なメロディー。たぶん、モーツァルトだと当たりをつけたが、素人にさえ分かる、華やかさだった。音声検索すると、モーツァルトのケッヘル333のピアノソナタだった。

 かつて、中野駅近くに「クラシック」という名曲喫茶があり、そこはすでに閉店したが、レコードや調度品などは、阿佐ヶ谷の「ヴィオロン」と高円寺の「ルネッサンス」に引き取られたそうです。とりあえず、行けるうちに行っておこう。

 この店では、夕方から定期的にコンサートを催すらしい。熱心なファンがいるのだろう。

 生の演奏を聴いてみたいと思いました。

 

ときわ健康温泉とパン屋、巣鴨で梅見

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 午前中、中台の温泉銭湯「ときわ健康温泉」にいき、先日行った「マルホベーカリー」でポテサラサンドと甘食を買いました。

「安いのに、こんなにボリュームたっぷり」と野良猫の賛美は声が裏返る。

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 午後、借りていた本を返しに、巣鴨図書館に行きました。

 旧道の入口の眞行寺の境内には、白とピンクの梅が咲いており、その先のとげ抜き地蔵の高岩寺の境内には紅白の梅が美しかった。

 

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弁天堂の白梅、荻窪の名曲「ミニヨン」で「運命」を聴く

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 荻窪に行く用があり、ついでに本天沼蓮華寺というお寺の弁財天を拝観し、荻窪名曲喫茶「ミニヨン」にも行きました。

 蓮華寺の弁天堂の傍らには、満開の白梅が美しかった。弁天堂には、立ち姿の八臂弁財天が見えた。

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 それから、「ミニヨン」を訪問しました。

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 二階に上がり、ドアを開けると、ちょうど、ベートーベンの「運命」第三楽章が流れていた。音声検索すると、フルトベングラーの指揮によるものだった。

 扉の横に、作り付けの本棚があり、「芸術手帳」などの音楽雑誌や音楽関連の書籍が並ぶ。カウンターの壁には、ずらりとレコードを納めた棚があった。

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 アイスウインナーコーヒーを注文し、懐かしいベートーベンの曲に耳を傾ける。

 飲み物の写真を撮りたいが、シャッター音が人の迷惑になると困ると思った。クライマックスの4楽章に突入するまで待って撮影した。

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 運命が終わると、次はピアノ協奏曲がかかった。初めて聞く曲だが、音声検索する前に、誰の曲か、見当をつけてみました。格調の高い流麗な曲だが、骨太の組み立て、甘美な中にも激しさを感じ、ベートーベンの曲だな、と思ったが、検索すると、ブラームスのピアノ協奏曲第二番だった。

 店内の床には、箱形のスピーカーが置かれ、音楽が身体に響くような臨場感がありました。音楽に聞き惚れると、その美しさに囚われて、身体が椅子に沈みこむようだった。

3月7日追記

 荻窪の「ミニヨン」という名曲喫茶で、ブラームスのピアノ協奏曲をベートーベンではないかと推量し、外れたましたが、その後、ベートーベンのピアノ協奏曲「皇帝」とブラームスのピアノ協奏曲第二番のCDを借りて聞き比べ、勉強しました。どちらも素晴らしい楽曲ですが、ベートーベンの曲は線が太く情景が目に浮かぶというか、絵画的な感じがした。

成増から吉祥寺バスの旅、名曲喫茶「バロック」でホロビッツのピアノ演奏

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 成増から吉祥寺まで50分かけてバスで行きました。成増駅から、川越街道沿いのトーセー成増ビル前のバス停から乗ります。西武池袋線石神井公園駅西武新宿線上石神井駅を越えて、細い道をうねうね行きながら、吉祥寺に到着した。

 目的は、吉祥寺駅近くの名曲喫茶バロック」で、一度行ってみたかった。

 ビルの2階の喫茶店のドアを開けると、少し暗い空間にクラシック音楽がかかっている。上品な雰囲気の女主人に、紅茶を注文し、椅子に身を沈めて音楽に聞き入った。

 流れている、レコードのノイズまじりのピアノ曲は、音声検索で、ショパンスケルツォ第4番ホ長調で、ウラジーミルホロビッツという人の若い頃の演奏だった。後にCDになっているらしく、それを検知したが、力強く美しい演奏だった。

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 1983年、ホロビッツという天才ピアニストが来日した時、すでに高齢であり、ある評論家が「ひびの入った骨董品」と酷評していたことを思い出しました。その評論家は、北海道にゆかりのある人で、当時の新聞にその批評が少し大きく取り上げられていた。

 YouTubeで当時の演奏が聴いたことがありますが、若い頃の演奏と比較すれば、多少は衰えはあるとしても、それでも私には、綺麗な音色に聞こえた。

 1983年、私は、その頃、音楽に飢えていた。室蘭で誰かの演奏会があると、おこづかいをかき集めて出かけ、ベートーベンの「月光」などを聴いた。本当に、心のなかに月の光が差し込むようだった。ピアニストの名前も忘れたが、美しいピアノ演奏だった。

 もし、ホロビッツという人の演奏を聴いたら、当時の私は、コンサートに行くことそのものにわくわくし、音色は綺麗だから、きっと満足しただろう。

 クラシック音楽は、懐かしい気持ちにさせて、癒される。 

 添えられた2杯目の紅茶を飲みおえ、成増に戻るバスの時間を確認して、私は店を出た。女主人は、帰りに店のマッチをくれた。

 こんな店は、行ける時に行かないと、この先、どうなるか分からない。思い出も、大事にしなければならない。そう思った。

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豊島区の名曲喫茶「ショパン」で愛のピアノ協奏曲

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 豊島区要町近くの名曲喫茶ショパン」を訪問しました。このお店を経営する宮本英世先生は、クラシック音楽に関する本をたくさん出しており、私は図書館で借りて読んで、感銘を受けました。

 私が借りた本は「喜怒哀楽のクラシック」という本で、ベルリオーズが幼少時代に音楽教育を受けず、思春期にリコーダーを吹き、その後も、ピアノよりフルート、ギターに関心があり、ピアノはあまり弾けなかった、というのが、すごく印象的だった。

 私も、思春期は音楽的環境になく、リコーダーが気晴らしで、その後はバイトでクラリネットを買って吹奏楽団、三味線、ギターというコースなので、ちょっと勝手に親近感でした。

 さらに、このお店は、「池袋モンパルナス」という芸術家たちが住む池袋近辺のアトリエ村の一角をなし、かつては、斉藤与里という画家の居住地だったとか。

 喫茶店は閑静な住宅街にあった。なかに入ると、ピアノの上に宮本先生の著作がずらり、壁にはフルトベングラーの写真なのはあらかじめ分かっていましたが、一瞬、プーチンに見えた。

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 私が座ると、ピアノ協奏曲をかけてくれ、雰囲気からしショパンだと思ったが、スマホで音声検索すると、ショパンのピアノ協奏曲第二番だった。

板橋区から来ました。図書館で、宮本先生の(喜怒哀楽のクラシック)という本を読んで、このお店を知りました」と挨拶し、サンドイッチとコーヒーを注文しました。空腹だったので、サンドイッチはおいしかった。

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「今は、クラシック離れが進み、クラシック音楽の本が売れないから、本の再版はできません。ピアノの上にある本は、もう在庫がなく、売ることはできません。」 

「クラシック離れ、という現象があるのですか」

「僕は、クラシックにこだわり続けてきました。このテーブルにある本は、お売りできますよ。今はなかなか手に入りません」

 私は、ざっと見て、「男と女のクラシック夜話」という本を購入した。

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 クラシック離れという言葉は初めて聞いたが、ラッパ(吹奏楽系)はともかく、弦楽器やピアノを習う若者が少ないのだろうか。少子化やコロナのせいなのかな。

 駅などにピアノが置かれ、通りすがりの人が素晴らしい演奏を聴かせるテレビ番組や、YouTubeにピアノ演奏を載せる人もいると思うけど、それでもクラシック離れなのかな。

 私は音楽は好きでしたが、ピアノやバイオリンは、高価だし習得が難しそうで、自分が入る世界ではないと思った。

 クラシック音楽は、気持ちが癒されるので、たまに聴きます。シューマンのシンフォニーNo4とか、美しいと思った。

 先ほど買った「男と女のクラシック夜話」を読むと、なかほどに、今かかっているショパンのピアノ協奏曲第二番が、ショパンが二十歳の時に恋していた人への想いから、ラブレター代わりに作曲したもので、宮本先生も若かりしころ、奥様の誕生日にこの曲のレコードと花束を贈ったと書かれておりました。

 そんな、由緒ある曲をかけて頂いたとは。クラシック音楽とは、由緒あるものなのだと思った。

 

3回目ワクチンは東京都集団接種のモデルナ(追記38.8度の熱出るも36時間後生還)

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 本日、東京都行幸地下ワクチン接種センター(都の集団接種会場)で、3回目のブースターショットのモデルナを接種しました。

 1回目2回目はモデルナだったから、3回目はファイザーが良いと思ったが、ファイザーだと3月になってしまうのと、近隣でコロナの感染があったので、なるべく早くワクチンを打つため、モデルナにしました。

 野良猫は、18日の金曜日に、自衛隊大規模でモデルナをやりましたが(1回目2回目ともモデルナ)、副反応が軽く熱は38度まで出たが、36時間後にはすっきり熱が下がったので、私もこれでいいやと思いました。

 選択肢は幾つかあり、

1.自衛隊大規模だと、最短で2月28日。

2.東京ドームで、4区合同(板橋区、文京区、新宿区、港区)接種だと3月3日から。会場で読売巨人軍のマスコットキャラクターと写真を撮ったり、オリジナルグッズがもらえたりなどの特典がありますが、遅いので、却下。

3.板橋区の集団接種会場は、区内に何ヵ所かあり、近隣にもあったが、接種番号と生年月日を入れての初回ログインが上手くいかず、あきらめた。

4.そこで、東京都の集団接種会場に行くことにして、メールアドレスを使ってのログインもすんなりでき、20日に予約、21日の午後3時に接種できました。

 三田線大手町駅で降りて、行幸通路地下通路の接種会場に到着すると、自分以外の接種希望者は見かけず、会場はがら空きで、貸し切り状態でした。

 ネット予約するとき、

「 【医療従事者の方】 【医療類似行為従事者の方】 【教育関係従事者の方】 【福祉従事者の方】 【消防団の方】 【生活関連業従事者の方】」の、どれかをチェックしますが、これをざっと見た人は、

「医療や福祉、教育関連のエッセンシャルワーカーの人だけが接種できるのね。私は会社の事務員だから、どれにも該当しないから接種できないわ。他を探そう」と回れ右をして、去っていくのではないでしょうか。こんなチェック欄は要らないのではないでしょうか。

 生活関連業をチェックすると、

「【対象者】

 ① 以下のいずれかの業種に従事されている方 

飲食業(コロナ対策リーダー含む) 建設業 

消毒・清掃業 葬祭業 廃棄物収集・運搬・処分業 物流・運送サービス 理美容業 市場関係者 その他生活関連業種

 ② 2回目を接種した日から、6か月以上が経過した方 

③ 都内在住又は在勤の方

 ④ 接種日時点で18歳以上の方 

⑤ お住まいの自治体から送付された3回目用接種券をお持ちの方 上記条件すべてに該当する方で、接種を希望される方は以下からご予約ください。」と出ます。私は、清掃が含まれていたので、そこをチェックしました。

 しかし、これでは、主婦や学生、定年退職した無職の方は接種できません。コロナ感染が広がるなか、ワクチン接種する対象者を、特定の業種に絞るのは、いかがなものでしょうか。事実、会場は、がら空きだったわけです。

 接種会場で、「あなたは生活関連業だから、こちらのブースへ」などということはありませんでした。

 まあ、とりあえず、気が楽になりました。

2月22日追記

 21日午後3時に3回目のワクチン接種して18時間後の今日の午前9時ころ、寒気とだるさがあり、9時半にバイトから帰宅すると37.5度の発熱、今日はおかゆを食べて寝ていますと、午後には38.8度まで発熱、バファリンを投入すると、ワクチン接種してから33時間後には36.6度まで下がりました。23日の朝には36.1まで下がり、生還しました。

 二回目と比べて、熱は出たが、下がるのも早く、すっきりしました。


#モデルナモデルナモデルナ

#ブースターショット

#ファイザー

#副反応

#モデルナ

「おかしな刑事」の和菓子屋「平塚亭」

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 テレビの「おかしな刑事」や「浅見光彦シリーズ」で俳優の伊東四朗らがお団子を食べる場面で知られる、北区の「平塚亭」という和菓子屋を訪問しました。

 ドラマでは、店の横のスペースに、赤い敷物を敷いた椅子に座って、主人公が団子を食べますが、それはテレビの演出で、通常は何もなかった。

 私は、平塚神社にお参りしたあと、桜餅とみたらし団子を買った。桜餅は関東のクレープみたいな薄皮に包まれた長命寺だった。

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 それから、「霜降銀座」という商店街を歩いた。湯葉などが売っている豆腐屋さんがあった。

 しばらく歩くと、北区から豊島区になる、不思議な商店街だった。

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