ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

ボカロバー「ツインテール」訪問

 前から関心あったボーカロイドバーの「ツインテール」を訪問しました。初音ミクに扮した人が、話し相手やカラオケのお相手になってくれるバーです。

 名前だけは聞いたことがある「ナイトイン21世紀」が入っているビルだった。

 店内には大きなスクリーンがあり、初音ミクのマジカルミライというステージのDVDが映っていた。

 マスターがいて、少し雑談すると、従業員の女性が2人来て、1人は初音ミクのコスプレをしていた。「メズマライザー」という楽曲のイラストの初音ミクと同じ衣装だと説明された。

「メズマライザーって知ってますか」「存在は知ってますが、あんな速いの歌えません」「いま歌っているボカロ曲でいちばん新しいのは何ですか」「稲葉曇の私は雨、です」「ああ、プロセカの。それ以外では?」「1年前の曲ですが、最近覚えたのは、匿名Mと、Aじゃないか、です。ピノキオピーです」「ピノキオピーさん、かなり前に来店してくださり、色紙にサインもしてくれました」「すごい。才能ある方ですよね」「最初に覚えたボカロは何ですか」「シャルルです」「好きな歌い手さん、いますか」「いや、もう、たくさんいます。みんな上手いです。96猫さんとか好きです」

 マスターと「ロキ」を歌い、1人で「私は雨」と「恋愛裁判」を歌った。それから、初音ミクのコスプレの女性は、歌える曲のリストを書いた冊子を見せてくれたので、そのなかから、「レッド・パージ」「ヒビカセ」「ヨンジュウナナ」「キュートなカノジョ」を彼女と一緒に歌った。

 「自分が歌える歌をリストにするのって分かりやすいですよね。自分でも、何が歌えるか忘れる時があるから。やってみようかしら」「知ってる曲、ありますか」「あるけど、キー下げないと歌えないんです」「flowerが出てから、低いキーの曲が増えました」「そうなんですね。今日は、レッド・パージを歌えるとは思わなかった。ジョイサウンドの全国採点で、あまり歌う人いないから。普通に、ロミオとシンデレラとか、誰でも知ってる歌を歌うつもりだった」「全国採点やってるんですか。けっこうマニアックなタイプですね。シャルルから始めたら、初期のはどうやって覚えたんですか」「ボーカロイドゴールデンベストとかのCD聴いたり、ボーカロイドの名曲解説の本を読んで勉強しました。子供のころからボカロを知っている人と違って、50代からの後発ですから、皆様に追いつけと」「後発組。なんかウケる」「受験戦争が厳しい世代ですよね」「親も年だしあなたしかいないし、て」「それは、大黒摩季ですね。近い世代ですね」

 そうなんだ。マニアックに見えるんだ、と思った。すごく楽しかった。