ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

火事にも気づかず、4年ぶりいたばし花火大会

川風や寝ころんで見る大花火

 

 本日は4年ぶりの、そしておそらく東京でみる花火はこれが最後の、いたばし花火大会でした。

 私たちは夕方、荒川の土手まで歩いて行くと、すでに大勢の人たちがシートの上に座って宴会をしながら花火を待っていた。

 やがて、大花火が打ち上がり、みんなか「わあ!」と歓声をあげて拍手が起こった。本当に綺麗な花火だった。

 前方に家族連れの集団がいて、お子さんたちが「寝ころんで見たら綺麗だよ」など話していた。

 やがて、板橋名物の「ナイアガラ」という長い花火が始まったが、私たちは無料のスペースで花火を見たので、花火は少ししか見えなかった。

 ナイアガラが終わると、土手のあたりにサイレンが聞こえたので、「救急車かな。誰か急病人が出たかな」と言うと、野良猫が「いや、あれは消防車だよ」という。しかし、自分の周囲の人たちも、「誰か具合が悪い人がいるみたいね」と言っているのが聞こえた。

 少し経ってから、また再開されて、フィナーレの大玉の花火が連続でうちあがった。

「わあ、すごいすごい。あ、高く打ち上がったよ、大玉が来るよ」と周りの人が声をあげると、連続して大輪の花火が続けてあがり、拍手と歓声が起こった。

 花火が終わると私たちはぞろぞろと帰った。あとでネットの記事で分かったのですが、川岸の枯れ草が燃える火事があり、板橋区側の花火大会は中止になっていた。私たちは、同時開催の戸田側の花火を見て、拍手を送り、満足して帰っていた。

 火事があったなんて、全然気づきませんでした。「中止になりました」というアナウンスも聞こえませんでした。スマホの電波も悪くて、ネットも見れないので、まったく気づかず、私たちは、「綺麗だったね」とのんきに歩いていました。

 知らぬが仏、かもしれなかった。