ずぶぬれの二人の札幌

札幌でフリーライブとグルメを楽しんでいます。

フォークソングまつり&五十嵐浩晃氏ライブ@北海道神宮例大祭

 札幌の夏を告げる、北海道神宮例大祭があり、土俵舞台でフォークソングまつりと、五十嵐浩晃氏のライブがありました。五十嵐浩晃氏は、美唄市出身、1980年代、「ペガサスの朝」「ディープパープル」がヒットしました。

 まずは、抽選で選ばれた15組のアマチュアミュージシャンの方が歌声を披露した。

 出演者は、団塊の世代らしき人が多く、「孫が応援に来ているんです」「じいじ、上手だった」と幼いお孫氏が挨拶するのも可愛かった。

 アマチュアミュージシャンの歌が終わると、五十嵐浩晃氏が出てきた。すごく上手で、衰えのない若々しい歌声だった。「みんな、ありがとう。サンキュー4級そろばん5級」とダジャレを入れての挨拶。

 お祭りの夜なので、聴衆は酔っぱらいな人もいて、「熱く燃える(燃える)」「まるでカゲロウさ(カゲロウだ)」と合いの手を入れる。

愛は風まかせ」、「今夜はクレイジーナイト」、「ディープパープル」、「夢泥棒」、「ペガサスの朝」、「街は恋人」、「サマー・トワイライト」が歌われた。

 今回、アマチュアミュージシャンが歌ったなかで、いちばん、衝撃的だったのは、初めて聴いたが、かぐや姫の「あの人の手紙」だった。泳ぐ魚の群れに石を投げる女性、彼女の夫が戦争に出征するが、やがて家に帰って来て、すぐに出てゆく。前日に、夫の戦死を知らせる手紙が来ていた。ご主人は、幽霊になって奥さんに会いに来たのだ。あるいは、どうしても夫に会いたい女性が見た幻か、夢かも知れない。

 戦時中、旭川市には第7師団という軍隊があり、その中の支部ガダルカナルに5月に、派遣された後の、ある夜、たくさんの軍人さんたちが軍の建物に入ってゆくが、誰もが無言で、やがて消えてしまうのを複数の人が目撃する。その軍隊はすでに、ガダルカナルで壊滅していたそうで、それは亡霊だったということで、そういう悲劇的な話しを以前、何かで知った記憶があります。この歌は、もしかしたら、それがモチーフなのでしょうか。そういうお話しは、全国にあったのでしょうか。

 北海道神宮は、忠魂碑はないが、開拓記念碑や亡くなった人たちを祀る記念碑などがあり、それらを包む夜の森は、暗かった。歴史の闇も暗かった。野良猫は、帰り道、石段で転びそうになった。

かまやつひろし どうにかなるさ

伊勢正三 海岸通り

ケロポンズ 虹

吉田拓郎 ビートルズが教えてくれた

中島みゆき 糸

はしだのりひこ 夜汽車

尾崎豊 十五の夜

バンバン いちご白書をもう一度

かぐや姫 あの人の手紙

トワ・エ・モア 虹と雪のバラード

さだまさし 無縁坂

長渕剛 乾杯

さいとうてつお グッド・タイム・ミュージック

高田渡 生活の歌

中島みゆき 時代