花見の宴会が解禁ということで、隅田川、上野、巣鴨と桜めぐりをしました。
有り合わせの食材を詰めた花見弁当を作る。
まずは、隅田川の川縁の墨田区側(墨堤?)を歩いた。風は冷たく、桜は五分咲くらいだったが、それも風情があるか。
かなり昔、友人と行った「長命寺」の桜餅を食べたいと思っていました。桜餅の葉っぱを食べるか食べないか、友人と語ったことを思い出した。しかし、店内では飲食禁止になっており、購入のみできた。
「この桜餅の店は、昔、正岡子規が滞在していたんだって。彼は甘党だからね」
道路を挟んで、「言問団子」の店があり、ここは建物を外から見たことはあるが、中に入ったことはなかった。
「言問団子に一度入ってみたいけど、ちょっと高いんだよね」
「思い出作りだと思って入ってみたら?なかなか行かない場所だから」と野良猫が言うので、中に入り、言問団子と最中を一つずつ注文した。
しばらくすると、お茶と一緒に団子と鳥の形の最中が運ばれ、「ただいまなら、最中をひねって2つに割ることができます」と言われました。
野良猫が、最中を割ろうとすると、店員氏は、「それでは割れてしまいます。このようにひねります」と中の餡が見えるように二分割すると、なかが白餡と黒餡だと判った。「おお、すごい」「奥深いね」
お茶のお代わりも頂き、「このお茶、高級な茶葉じゃないかな」
お皿と茶碗には、都鳥の絵が描かれていた。「都鳥ってゆりかもめのことだよね」
店をでて、浅草駅方面までもどる。遊歩道には、花見客目当ての出店も作られ、華やいだ雰囲気だった。牛嶋神社と池を描いた浮世絵を紹介する看板もあり、「昔は池があったんだな」と思うと、今もあった。
牛嶋神社の牛の頭を撫でる。
また、源森川水門に、信号があるのは面白いと思った。
それから、浅草から上野まで歩いて、上野でも花見をした。途中の煎餅の店がレトロな雰囲気で、ついでに煎餅を買った。
上野は、花見客で賑やかで、大声で騒ぐ若者の団体もいました。この3年、声も出せない雰囲気だったから、声をだす幸せがあるのだなあ。私たちは、上野公園で弁当をたべた。ここは、墨堤よりも開花していた。
さらに、電車で巣鴨にいき、「染井よしの桜の里公園」で桜を見ました。曇っていたが風はなく、歩きやすかった。
巣鴨ではお地蔵さんに健康祈願をした。茂蔵でも、桜餅を買った。
長命寺の桜餅は、葉っぱは食べないとされていて、じっさい、少ししょっぱい味だが、葉っぱもたべた。おいしかった。