北京冬の五輪の開会式を見ていると、クラシック音楽が、次々とかかります。ベートーベンの運命の4楽章、ハンガリアン舞曲、スケーターズワルツ、ビバルディの四季など、耳に馴染んだ美しい旋律の曲だと、安心感があります。
もしかしたら、こういう大会の開会式には、自国の作曲家の新曲を流して、国力や若手の才能を見せつけたほうが、良いのかも知れませんが、
やったこともないゲームのファイナルファンタジーとかのテーマ曲より、昭和の木造の校舎で聴いたベートーベンのほうが、懐かしい。奇をてらって、ベルリオーズの「断頭台への行進」とか、ショスタコの革命とかではなく、こういう、サロンで流れるような、安心して聴けるベタな感じが、心地よい。
中国の選手が入場する時は、自国の愛国行進曲?が流れ、華やかなメロディーだが、「運動会みたい」と野良猫が口走る。
運動会といえば、「天国と地獄」だと思うが、どういう意味の曲だったのだろう。
クラシック音楽も落ち着くものだなあ、と思いました。
演出については、私には、シンプルですっきりして、美しく見えた。