ずぶぬれの二人の世界

70年代のCD化されないフォークソングとカラオケに載らないボカロが好きです。

アツギの東北工場閉鎖、ストッキング離れスカート離れ

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 ストッキング生産のアツギが、むつ市の工場を閉鎖する予定であり、その背景には、コロナ禍で外出自粛やリモート勤務が広がり、ストッキング需要が減ったと聞きました。

 10年以上前から、女性が日常的にパンツスーツやスラックスをはくのが珍しくないとか、2005年頃だったかチュニックという長めのブラウス?にレギンスを合わせるのが、流行しました。

 当時、ある女装家が、チュニックに膝下丈のレギンスという身なりで、「私はずぼらだから、チュニックとレギンスは楽で良いわ。レギンスは、ストッキングと違って伝線しないから経済的よ、それに身体が冷えないし」と語ると、年配の熟年女装家が、「でも、色気がないわ。女はやはりストッキングよ」と脚線美を見せつけた。

「初めてパンティストッキングをはいたのは、中学に入学し、セーラー服を着た時です。校則で、ストッキングは黒だと決められていて、大人になった気がしました。しかし、すぐに破れるし、お金はかかるし、不経済だと思いました」と私も言った。

 そんな会話がありましたが、ストッキングの需要が減ったのは、

1.そもそも少子化若い女性が少ない

2.長引く不況で、非正規雇用の女性が増えて、収入が少ないゆえ、破れやすいストッキングよりパンツスーツやレギンスが好まれる

3.制服を廃止する会社が増えて、パンツスーツでも良くなった、スカート離れが加速した。

4.東日本大震災以後、ストッキングにヒールの靴の女性が減った。スカートをはいていても、靴下にスニーカー、という人を見かける。避難しやすいからか?昭和の頃は、スカートにはストッキング、パンプスが普通だった。

5.そこへきて、新型コロナが追い討ちをかけ、外出しなくなってストッキングの需要が減った。

6.男性はズボン、女性はスカート、というジェンダーの枠組みが薄くなり、男性のスカートはともかく、ワークマン女子など女性が機能的なものを求めたり、ユニクロのように中性的な雰囲気がシックに見える風潮も出てきた。

 そんなことがまず浮かびます。

 私自身は、50歳以降は、冷え性なのか、スカートとストッキングなどは日常的にはできないが、それ以前はストッキングは、安い時にまとめ買いしていた。

 ストッキングは、洗剤で洗って、酢を垂らした水で濯ぐと、臭いが無くなり、伝線しにくくなり、乾けば酢の匂いも残らない、とか、ストッキングをはく時はいきなり足をつっこまず、ストッキングのつま先まで手でたぐってからはきなさい、など、女の先輩に言われたものですが、それも使わない知識となりました。昭和の風景です。

 アツギでは、2年前だったか、「ラブタイツ事件」なる、タイツの宣伝のため、ツイッターで「萌え絵」映像を載せたところ、「女性差別であり、性的な搾取だ」とされて画像を削除するということがありました。

 タイツとは一般的には女性が防寒のために機能性を求めて購入するもので、そこに性的な意味を持つ人はたぶん、少ないだろう。それを、タイツと性的な画像を結びつけられたら、普通の女性は引くだろう。

 それも結局、スカート離れが進み、売上が落ちてきた結果、「じゃあ、タイツに付加価値をつけよう」ということになったのかな、今から考えると。

 そこへいくと、性的な匂いが少なく、機能性や健康的なイメージで売り出すゆえに、女性が安心して買えるユニクロやワークマンは、時代を読んでいるか。

 製造業の空洞化だとか、国内での工場を閉鎖して海外で生産する、とかそんな話は、もう20年前から言われてきました。

 国民が安いものしか買わないから、人件費の高い日本で生産するより、海外で安く作るものが流通するのか。日本は貧しくなったのか。そんなことがネット上で議論されます。

 が、57歳だがバブルの恩恵に預かることなく最初から貧しい私には、答えがない。

 ただ、仕事を失った東北の町の人たちはどうなるのか、と思います。

 仕事が無くなる、というのは、人間の運命を変えることだからです。町を出て行く人も、いるだろう。皆さまが新しい仕事について、幸せになることを祈るぱかりです。

#ユニクロ

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