一連の話し合いを終えて、今日はみんなで、白老の温泉に行きました。
弟がよく行く温泉で、湯治宿のような素朴なところで、とろみのあるお湯が気持ち良かった。
壁に、新しくできた「ウポポイ」というアイヌ文化資料館の広告があり、七弦の琴?ギター?を持つ美しい女性の写真が目に止まった。この楽器は何だろう?
アイヌ文化資料館に行ってみたいと思ったが、コロナ禍では、楽器に触れないだろう、と考えた。
夕方、苅田神社に行き、コロナ収束と母と弟の幸せを願った。茅の輪をくぐり、無病息災を念じた。
さらに、父が眠るお寺の納骨堂にいき、花を手向け、線香をあげて、父に
「お母さんのことは、Aちゃんが責任をもって面倒をみます。安心していてください。私がすることはほとんど無くて、役に立たなくて申し訳なかった。
お母さんにも寂しい思いをさせたけど、今は寂しくない、て言ってくれました」
と父に報告した。
自分なりに、家族に向き合い、正直に思いを伝えたと思って、ほっとした。
弟には、感謝しかありません。
高校時代、よく行った思い出の喫茶店「シーハイル」は、閉店したのだろうか、営業していなかった。
夜は、実家の自分の部屋に置いてあった古い衣服をごみ袋に入れ、処分した。いつ買ったか覚えてない、毛玉のついた服ばかり。
ここはそろそろ、帰る場所ではなくなる予感があり、自分の私物は処分したのだった。
まだ着れそうな衣類、親戚の人が編んでくれた部屋着、昭和懐かしいキキとララのハンカチだけは、持ち帰ることにした。
#ウポポイ