本日、友人と、皇居近くの近代美術館にて、鏑木清方展を見ました。
まずは、パレスサイドビルディングの「てけてけ」で、定食を食べる。
「ここが、パレスホテルね」
「パレスホテルだったら、(高すぎて)入れないんじゃない」
近代美術館に行くのははじめてだった。
皇居のお堀の向こうの樹木が色づきはじめ、太陽に照らされて綺麗だったし、暖かい午後でした。
鏑木清方は、明治の風俗や女性を描いていて、粋な芸者さんの絵に、人が集まる。
他の画家の絵もあり、特に、古賀春江という人の飛行船が飛ぶ絵が、印象的だった。
「モダンな絵だわ、昭和4年だって。古臭さがないわ、
でも、昔、こんな感じの絵を見たことあるんだけど」
「よく有りがちな構図かも」
いろいろ考えると、飛行船とか気球が描かれた80年代の、ヒロ・ヤマガタの絵を思い出していたのだった。
絵画展を見たあと、神保町まで歩き、「白十字」という喫茶店で、お茶した。
この喫茶店は、数年前、別の友人と来たことがあった。
あの人とここに行ったな、あそこも歩いたな、と思い出にふけるのも、最近は楽しく。
「あなたは以前はよく着物を着ていたけど、最近は本当に着ないのね」
「もう、気力もなくて。他にもいろいろできなくなったことがあります。
カラオケと、楽器をいじるくらいかな、今もできるのは」
でも、話せる友達がいて、出かける機会があって、すごく楽しかった。